オプトエレ、今期経常を一転赤字に下方修正

　オプトエレクトロニクス <6664> [東証Ｓ] が9月26日大引け後(15:00)に決算を発表。23年11月期第3四半期累計(22年12月-23年8月)の連結経常損益は2億5700万円の赤字(前年同期は2億2300万円の黒字)に転落した。
　併せて、通期の同損益を従来予想の4億0700万円の黒字→9600万円の赤字(前期は1億7800万円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した6-11月期(下期)の連結経常損益も従来予想の5億3000万円の黒字→2700万円の黒字(前年同期は3100万円の赤字)に94.9％減額した計算になる。

　直近3ヵ月の実績である6-8月期(3Q)の連結経常損益は1億3400万円の赤字(前年同期は1400万円の黒字)に転落し、売上営業損益率は前年同期の4.1％→-8.8％に急悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2023年11月期においては、前年度から継続している米国HONEYWELL社との訴訟にかかる米国弁護士の費用について、手続きの進行の影響を受け、弁護士費用が当初見通しより大幅に増加し、販売費及び一般管理費が前年度比で５億30百万円増加となりました。これにより営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益が発表した通期業績予想を大きく下回る見込みとなりました。なお、当該訴訟の状況につきましては、2023年７月23日に公表した「訴訟の判決に関するお知らせ」をご参照ください。※上記の業績予想につきましては、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。