太洋工業、前期営業を一転赤字に下方修正

　太洋工業 <6663> [東証Ｓ] が1月27日大引け後(15:00)に業績修正を発表。22年12月期の連結営業損益を従来予想の7200万円の黒字→2700万円の赤字(前の期は1億2100万円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結営業損益も従来予想の9600万円の黒字→300万円の赤字(前年同期は1億1800万円の黒字)に減額し、一転して赤字計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　通期連結業績予想数値については、社会経済活動の平常化が進む中で、主力事業である電子基板事業において受注は概ね想定どおり進捗したものの、中国市場を中心として国内外の電子基板メーカー各社が生産活動の停滞に伴い設備投資を抑制したことにより、テストシステム事業において検査機の販売が想定を下回ったこと等から、売上高は当初予想を下回る見込みであります。損益については、電子基板事業において仕入販売商品に係る売上総利益率が当初の想定より上昇したこと、並びに業績連動による賞与等の人件費及びテストシステム事業における販売手数料等の販売費及び一般管理費が想定を下回ったことによる利益増加要因はあったものの、テストシステム事業において売上高が当初予想を下回ったことに伴う影響から、営業損益は当初予想より悪化する見込みであります。また、雇用調整助成金等の助成金収入等を営業外収益に計上したものの、経常損益及び親会社株主に帰属する当期純損益は当初予想を下回る見込みであります。