東洋電機、今期経常は30％増益へ

　東洋電機 <6655> [名証Ｍ] が5月12日大引け後(16:40)に決算を発表。22年3月期の連結経常利益は前の期比11.5％減の1億8400万円になったが、23年3月期は前期比30.4％増の2億4000万円に拡大する見通しとなった。

　直近3ヵ月の実績である1-3月期(4Q)の連結経常損益は1400万円の赤字(前年同期は9000万円の黒字)に転落し、売上営業損益率は前年同期の4.2％→-1.0％に急悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　＜修正の理由＞・国内制御装置関連事業において、電子部品等の調達難による納期遅延の影響や、価格競争が激しくなったことにより、売上高は前回発表予想数値を下回る結果となりました。・営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益は、経費の抑制に努めたものの、前述の減収や材料価格の高騰による原価率の上昇をまかなうには至らず、前回発表予想数値を下回りました。＜差異の理由＞・当期より適用の「収益認識基準に関する会計基準」の影響とエンジニアリング部門の減収により、売上高は前期実績値を下回る結果となりました。・営業利益、経常利益は、経費の抑制効果により前期実績値を上回りました。・当期純利益は、前年計上した保険解約返戻金（特別利益）が減少したことにより、前期実績値を下回りました。