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※2023年11月7日19時に執筆
皆様、おはこんばんちわ。米国・中国はこれまで双方の輸入品に関税をかけ合う貿易摩擦合戦や、兵器利用も懸念される先端半導体・半導体製造装置関連やレアメタルの輸出規制合戦で、つばぜり合いを続けてきましたが、この度ようやく「とりあえずトップ同士で話してみよっか。」と、なったようです。
さて、夕刊フジ主催・株1GPグランドチャンピオン大会・準優勝(21年度)のアラフォー女性投資家が綴る当記事の連載も、はや42回目…今回も表題のコラムと共に、最近の注目株をご紹介していきます。
<米中首脳会談で半導体に思惑>
10月17日、米国のバイデン政権は経済安全保障政策の一環として、中国向けの半導体の輸出規制を強化する措置を発表しました。その舌の根も乾かぬうちの11月6日、両国は首脳会談開催に合意し、一連のつばぜり合いの収拾を目論み、急いているように見えます。これは米エヌビディアのGPUの価格高騰にも見てとれるように、昨今各国が技術開発にしのぎを削る生成AI市場において、先端半導体のニーズが急激に高まっている事が伺えますね。
AIが大量破壊兵器や軍事システムに利用される日がもうすぐそこまでキテいるという事は…それこそ手塚治虫大先生の名作「火の鳥~未来編~」の世界です。つまるところ『地球&人類がヤバい』状況ですね(汗)。思い起こせば2021年のバイデン政権による米国軍のアフガニスタンからの撤退判断は「世界の警察」が機能しなくなった事を示唆し、ロシア・ウクライナ情勢からイスラエル・パキスタン情勢へと…再び世界各国に戦火が広がっているようにも思えます。さらに言えば近い未来に中国が台湾や日本へ…なんて事も十分に考えられますから、世の中が急激に物騒になっているように思えてなりません。
本来、頭がお花畑なわたし自身もこれを懸念せざるを得ないところですが…とりあえず、きちんと当コラムの主旨に戻りつつ、健全なる投資家として、目先はこの世界的なニーズが高まる『半導体』に熱視線を送っていこうと思います。
<日本の半導体株に世界が注目>
かつて世界で覇権をとっていた日本の半導体は、日米半導体協定によって弱体化の一途を辿りましたが、その部品や製造技術において世界に遅れをとっているわけではありません。今回は米中首脳会談に伴い、世界的に注目されそうな半導体関連株の中から、個人的にチェックしている銘柄を中心にご紹介していきます。
まずは11月2日の決算が好感された住友電気工業<5802>やミネベアミツミ<6479>は国内外の機関投資家達の買いに思わず期待してしまいますね。今週8日に決算を控えたSUMCO<3436>や、再び上昇トレンドに入っているレーザーテック<6920>も中長期でチェックしています。
個人投資家好みの中小型株ならば、今週ストップ高となっていた半導体製造装置向けプラントを取り扱う高田工業所<1966>は割安である事もあっては面白味を感じています。また、先週ご紹介した野村マイクロと共に注目中の水処理エンジニアリングのオルガノ<6368>も強いですね。半導体などの電子材料向け化学品を扱う三和油化工業<4125>も注目したいのですが、こちらも10日に控えた決算を見極めてからにしたいと思います。
さらに半導体製造装置関連株の代表格であるローツェ<6323>は岡三証券が目標株価を引き上げてきていますね。そんな半導体製造装置関連から見ている直近のIPOでもあるKOKUSAI EKECTRIC<6525>も岩井コスモ証券がレーティングを新規に「A」、目標株価2730円として注目したようで、国内外の短期資金が本格的に動き始めたら面白味もあるのではと見ています。
最後は「大穴狙い」との見方から、パワー半導体の需要増で期待がかかるサムコ<6387>、半導体向け温度センサーなども手掛けるSEMITEC<6626>も今後の決算も含め、チャートはどうなるものか…と、頬杖をつきながら眺めています。
今回は以上です!
ここ最近のわたしのブログでは、上記でご紹介した株以外にも「さなさえのひとり株1GP」として月毎の『注目3銘柄』をピックアップして、毎週末にその値幅を計測しています。もちろん株以外のネタも多種多様…怖いもの見たさでもお気軽にどうぞ (笑)。ではでは。Have a nice trade.
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執筆者名:さなさえ
ブログ名:『さなさえの麗しき投資ライフ』
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