底打ちからの戻り初動。
同社は、車載向けバーンイン装置では国内トップシェア。
バーンインとは高温環境下で動作テストを実施し初期不良を除去する試験。「慣らし運転」のこと。
マイクロエレクトロニクスでは、情報家電(スマホ、デジタルカメラなど)や車載機器(カーナビゲーションなど)で使用される画像処理などをメインとしたLSI(大規模集積回路)の設計を行っている。
また製品開発では、画像技術を活用しコンビニATMなどに採用されている産業用組込カメラ・システムの開発などを行う。
地方の老舗企業のジャスダック銘柄とあって、やや地味な印象だが、デンソーが主要顧客とあって自動車電装化の恩恵も期待される。
新型コロナウイルス感染拡大による半導体顧客の需要停滞や米国の半導体輸出規制の影響がやや見られたが、カメラ分野は好調であり、DXの流れの中で、同社の事業には伸びしろがあり、当面の成長性を織り込む展開は期待できるとみている。
株価は1500円どころで底打ちを確認。
金利上昇でバリュー投資がメインになっていることもあり今は出遅れ感が強く、2000円割れの水準は割安感もあり、チャートも好転していることからも今後は見直し買いが入って水準訂正がされて行くと考える。
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