営業品目の応用分野別売上の概況について、通信・放送(通信・放送・電力関連)の売上高は前期比14.2%減の2.28億円、売上構成比率は前期の6.7%から5.7%となった。電力関連は堅調に推移するも、通信分野と放送分野は既存案件の生産終了や設備投資の減少等により、売上高が減少した。
電子応用(HPC(スーパーコンピュータ)・医療関連)の売上高は同17.6%減の3.74億円、売上構成比率は前期の11.4%から9.3%となった。医療関連は市場のトレンドとしては堅調に推移しているが、顧客の在庫調整により、売上高が減少した。
計測・制御(半導体製造装置・検査装置・FA関連)の売上高は同0.6%増の24.59億円、売上構成比率は前期の61.3%から61.1%となった。半導体製造装置は在庫消化が進んだことで一部顧客の注文が再開し、売上高が増加に転じた。
交通関連(鉄道・信号・ITS(高度道路交通システム、ETC等)関連)の売上高は同11.4%増の7.36億円、売上構成比率は前期の16.6%から18.3%となった。鉄道信号関連の新規案件の量産開始により、売上高が増加した。
防衛・その他(防衛用のレーダー、通信関連)の売上高は同40.5%増の2.27億円、売上構成比率は前期の4.1%から5.6%となった。防衛関連の新規案件の成約により、売上高が増加した。
2026年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比1.8%増の41.00億円、営業利益が同11.9%増の5.20億円、経常利益が同9.4%増の5.20億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同8.5%増の3.40億円を見込んでいる。なお、年間配当は前期比8円増の48円に増配予定。 <ST>
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