「セルフレジ」関連がランキング上昇、コンビニ・スーパーでの採用加速<注目テーマ>
1 キャッシュレス決済
2 人工知能
3 5G
4 QRコード
5 サイバーセキュリティ
6 TOPIXコア30
7 セルフレジ
8 半導体製造装置
9 バイオマスプラスチック
10 電子マネー
みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で「セルフレジ」が7位にランクインしている。
ユニー・ファミリーマートホールディングス<8028.T>傘下のファミリーマートは10月18日、バーコード決済サービスの取扱を順次開始すると発表した。11月から一部店舗で「d払い」、「LINE Pay」、「Pay Pay」、「楽天ペイ(アプリ決済)」への対応を開始する。
一方、ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス<3222.T>傘下の食品スーパー、カスミは10月1日、つくば市の筑波大学キャンパス内に「カスミ筑波大学店」をオープンした。この新店舗ではセルフレジを導入し、同社で初めてとなる支払いにまったく現金を使わない完全キャッシュレス化(クレジットカード、電子マネー決済)を実現している。
セルフレジは“無人レジ”ともいわれ、顧客が自分自身でレジに購入する商品のバーコードを読み取らせて支払いまでを済ませるものをはじめ、店員がバーコードの読み取りまでを行い客は支払いのみを行うもの、客が商品の入ったかごをレジに置くだけで精算され支払いを行うものなどさまざまな種類があるが、流通業界で人手不足が深刻化していることや、決済サービスIT化の流れを受けて、今後益々普及が加速するものとみられる。最近は、RFID(無線自動識別)タグを活用して商品を特定の場所に置く(入れる)だけで、支払い金額が提示されるシステムも普及しており、株式市場でも改めてテーマ物色の対象として浮上する公算が大きい。また、19年10月からの消費税率引き上げに伴うポイント還元に関連した決済方法の多様化でも注目を集めている。
日本国内では、ファーストリテイリング<9983.T>が運営するカジュアル衣料店舗チェーンの「ジーユー」など一部アパレルで積極的に導入されているほか、国内ドラッグストアも導入に前向きな姿勢を示している。さらに、圧倒的な店舗数を保有するコンビニエンスストアなどでも普及の可能性が有力視されるだけに、今後は市場拡大が加速するものとみられる。
関連銘柄としては、イオングループ向けなど流通向けを主力とするシステム開発会社で、無人店舗向けソリューションでは「ANY-CUBE」シリーズなど次世代POS(販売時点情報管理)システムを展開するヴィンクス<3784.T>、外食向けASP(アプリケーションサービスプロバイダ)サービスを展開し、POS、注文装置などのシステム機器も手掛けるアルファクス・フード・システム<3814.T>、物流センター向けで、大量のRFID機能付きICタグを瞬時に読み取る装置を開発している東芝テック<6588.T>などがある。
出所:minkabuPRESS
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