大引けの日経平均は前日比49.27円高の26806.67円となった。東証1部の売買高は11億4095万株、売買代金は2兆5456億円だった。業種別では、その他製品、情報・通信業、海運業が上昇率上位だった。一方、空運業、鉄鋼、陸運業が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の39%、対して値下がり銘柄は57%となった。
個別では、売買代金トップの任天堂<7974>やソフトバンクG<9984>、エムスリー<2413>といった値がさグロース(成長)株の堅調ぶりが目立ち、株価指数の押し上げに寄与した。自社株買い実施方針が報じられたかんぽ生命保険<7181>は商いを伴って急伸し、目標株価引き上げの動きが観測されたキーエンス<6861>やルネサス<6723>も大幅高。また、ブラス<2424>は連日でストップ高を付けた。一方、富士フイルム<4901>は3%の下落。「アビガン」に関する報道が売り材料視されたようだ。その他ではファーストリテ<9983>などが軟調で、ANA<9202>やSUMCO<3436>はやや下げが目立った。東京都の新型コロナウイルス新規感染者数が連日で過去最多を更新したと伝わり、三越伊勢丹<3099>などに売り。また、三桜工<6584>などが東証1部下落率上位に顔を出した。
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