ＡＢホテル、今期経常を35％上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も4円増額

　ＡＢホテル <6565> [東証Ｓ] が3月8日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。23年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の20億円→27億円(前期は9.3億円)に35.0％上方修正し、増益率が2.1倍→2.9倍に拡大し、従来の4期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の経常利益も従来予想の8.3億円→15.3億円(前年同期は7.6億円)に83.4％増額し、増益率が10.1％増→2.0倍に拡大する計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の8円→12円(前期は4円)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　今期業績につきましては、海外情勢並びに為替の影響等によるエネルギー資源の高騰など、先行き不透明な状況が続いているものの、新型コロナウイルス感染症の収縮、全国旅行支援及び訪日外国人の入国制限の一部緩和等経済活動の正常化に向けた動きがありました。現段階におけるホテル事業の宿泊稼働率、客室単価、コスト削減策の実施状況並びに出店中止費用など総合的に勘案し上記のとおりといたしました。

　　当社は、株主各位への安定かつ継続した配当を行うことを経営の最重要課題のひとつとして位置づけており、将来の事業発展及び企業体質の強化に備えた内部留保の充実等を勘案して決定する方針であります。2023年３月期の業績予想の修正を踏まえ、基本方針に基づき、年間配当金を１株当たり12円とさせていただく予定であります。（注）上記予想は、現時点で入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。