東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1300を超えており、全体の6割を超えている。セクターでは石油石炭、情報通信、鉱業、建設、保険、サービス、鉄鋼、ゴム製品が堅調。半面、水産農林、パルプ紙、精密機器、銀行、繊維が冴えない。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクGのほか、KDDI<9433>、スズキ<7269>、NTTデータ<9613>、トレンド<4704>、コムシスHD<1721>、京セラ<6971>、日東電<6988>が堅調。一方で、ファーストリテ<9983>が重石となった。
本日は終日、ソフトバンクGに関心が集まる格好となり、短期筋の値幅取り狙いの資金も誘った格好のようである。マザーズ指数は1000Pt割れ目前で踏ん張りをみせており、ダブルボトム形成が意識されるものの、東証2部指数、JASDAQ平均はマイナス圏での推移であり、個人主体の需給状況は思わしくないだろう。まずは、マザーズ指数のボトム形成を見極めたいところである。
また、決算がピークを迎えるなかで、決算内容が失望された銘柄に対しては容赦ない売りが浴びせられているが、ソフトバンクGのほか、前日の決算では大阪ソーダ<4046>、手間いらず<2477>、DACHD<6534>、豊和工<6203>、ニチアス<5393>などが個別に物色されており、決算を見極めての冷静な対応が必要であろう。
<AK>
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