日経平均株価の下落ほどセンチメントを冷ます動きにならない
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、売り先行することになりそうだ。昨日は9月27日の戻り高値を突破し、一時節目の4万円を回復したことで、目先的には達成感があったと考えられる。ただし、日経225先物はナイトセッションで39000円を割り込むなか、ポジションを圧縮させる動きが強まりそうである。また、足もとでリバウンド基調を強めてきた半導体株が売られる形となるため、指数インパクトの大きい値がさハイテク株が日経平均株価の重荷になる
昨日は東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、ソフトバンクG<9984>が日経平均株価をけん引する形だったが、本日は揃って売りに押される可能性が高い。もっとも、朝方はインデックスに絡んだ売りの影響を受けることになるが、米国ではアップルなど大型テック株の一角が買われている。また、NYダウが324ドル安となったが、ユナイテッドヘルスが8%を超える下落となったインパクトがほとんどである。
ボーイングやウォルマートなども買われおり、全体へ売りが波及する流れにはならないだろう。
そのため、内需系などTOPIX型に買いが入りやすいところであり、日経平均株価の下落ほどセンチメントを冷ます動きにはならないだろう。日経平均株価は売り一巡後に39000円が支持線として意識されてくるようだと、押し目待ち狙いの買いに向かわせそうだ。また、決算を手掛かりとした個別物色にも向かわせやすく、昨夕発表したところではドトル日レス<3087>、進和<7607>、アスタリスク<6522>、前沢工<6489>、グッドパッチ<7351>、カーブスHD<7085>、ALiNK<7077>、パルHD<2726>、古野電気<6814>、TREHD<9247>などが注目される。
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