トムソンが大幅続落、２２年３月期業績予想を上方修正も材料出尽くし感

　日本トムソン<6480.T>が大幅続落している。１４日の取引終了後、２２年３月期の連結業績予想について、売上高を６１０億円から６２０億円（前期比３９．８％増）へ、営業利益を５１億円から５５億円（前期５億５９００万円の赤字）へ、純利益を４２億円から４６億円（前期比２１．４倍）へ上方修正したものの、目先の材料出尽くし感から売られているようだ。

　上方修正は、半導体製造装置や電子部品実装機などのエレクトロニクス関連機器向けなどの設備投資需要が堅調に推移していることが要因。また、増産による操業度水準の上昇に伴い原価改善が進んでいることや、円安効果も寄与する。

　なお、第３四半期累計（４～１２月）決算は、売上高４６１億８４００万円（前年同期比４８．７％増）、営業利益３８億５０００万円（前年同期８億８９００万円の赤字）、最終利益３６億９００万円（同４億３８００万円の赤字）だった。

出所：MINKABU PRESS