1月の株式市場の売り勝率は47%
1月は、12月の節税売り、換金売りが一巡し株高になりやすい傾向があります。また、新年は2013年のスタートの月ということもあり、投資家の気分も明るくスタートする傾向が強いようです。
では、実際に過去の株価データを基に1月の検証を行ってみましょう。
月初に全銘柄を購入し、月末に売却した場合の検証結果は以下のようになりました。
【検証結果】
勝率: 54.64 %
勝ち数: 29,328 回
負け数: 24,349 回
引き分け数: 1,092 回
平均損益(円): 5,755 円 平均損益(率): 1.92 %
平均利益(円): 31,507 円 平均利益(率): 10.50 %
平均損失(円): -25,004 円 平均損失(率): -8.33 %
過去の統計結果からみて、1月は、上昇相場の傾向があると言えるでしょう。
1月の株価が上がりやすい要因は、12月末以降から、投資家が新年の相場へ期待感を込めて、ご祝儀相場になりやすく買いが入りやすいのでしょう。また、12月に個人投資家が節税売りをした資金が、再度1月に入り株式市場に戻ってきやすいことも要因といえるでしょう。
しかしながら、「買い」のポジションのみでトレードするには、ここもとの相場を考慮すると不安な面もあるでしょう。「売り」も考慮に入れることで、相場の流れに合わせた投資ができるのではないでしょうか。
そこで、1月に空売りを狙ってみたいのが、大豊工業(6470)です。
同社は、トヨタ自動車(7203)の関連会社です。
同社を12月月末付近で空売り、1月末近辺で買い戻した時の成績は以下の通りです。
【検証結果】
勝率: 75.00 %
勝ち数: 9 回
負け数: 3 回
引き分け数: 0 回
平均損益(円): 9,395 円 平均損益(率): 3.13 %
平均利益(円): 21,651 円 平均利益(率): 7.22 %
平均損失(円): -27,372 円 平均損失(率): -9.12 %
合計損益(円): 112,744 円 合計損益(率): 37.58 %
合計利益(円): 194,861 円 合計利益(率): 64.96 %
合計損失(円): -82,117 円 合計損失(率): -27.37 %
過去の検証上、1月における大豊工業(6470)の空売りの成績はなかなかのものではないでしょうか。1月は、大豊工業(6470)の空売りに注目してみてください。