大引けの日経平均は前日比79.01円安の27606.46円となった。東証プライム市場の売買高は10億9500万株、売買代金は2兆7877億円だった。セクターではその他製品、鉄鋼、繊維製品が下落率上位となった一方、医薬品、石油・石炭製品、サービスが上昇率上位となった。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の41%、対して値上がり銘柄は54%だった。
個別では、大幅な赤字決算のソフトバンクG<9984>、業績予想の下方修正と減配を発表した任天堂<7974>がそれぞれ大きく下落。サプライズに乏しい決算から失望感が先行した大阪チタ<5726>や、業績予想を下方修正したシャープ<6753>も急落。太陽誘電<6976>は想定超の業績悪化を受けて大幅安。前日の決算を嫌気した売りが続いた三菱重工<7011>は大幅続落となり、IHI<7013>、ジェイリース<7187>は好決算ながらも出尽くし感が先行し下落。ほか、横河電機<6841>、丸井G<8252>などが決算を材料に大幅に下落。シュッピン<3179>は業績・配当予想の下方修正で急落し、東証プライム市場の値下がり率トップとなった。
一方、米フィラデルフィア半導体株指数(SOX)の大幅高を受けレーザーテック<6920>、アドバンテスト<6857>、ディスコ<6146>などが大きく上昇。エーザイ<4523>、武田薬<4502>、第一三共<4568>など医薬品も総じて高い。三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、みずほFG<8411>、りそなHD<8308>の銀行は続伸。石油資源開発<1662>、コスモエネHD<5021>、三井物産<8031>、住友商事<8053>など資源関連の一角も堅調。メルカリ<
4385>は決算が評価されて大幅に上昇。前期業績上振れのスミダコーポ<6817>や、好決算を材料に山田コンサル<4792>、じげん<3679>が急伸。ほか、決算を受けてフューチャー<4722>、グローリー<6457>、ジャパンエレベーター<6544>、協和キリン<4151>、ゴールドウイン<8111>などが大幅高となった。
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