【↓】日経平均 大引け| 4日ぶり急落、トランプ関税を警戒し売り優勢 (2月3日)
日経平均株価
始値 38932.66
高値 38948.61(09:00)
安値 38401.82(14:42)
大引け 38520.09(前日比 -1052.40 、 -2.66% )
売買高 24億8557万株 (東証プライム概算)
売買代金 5兆5629億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は波乱展開、1000円超の下落
2.トランプ関税に対する懸念でリスクオフ鮮明
3.メキシコなどへの関税発動で貿易摩擦を警戒
4.半導体や自動車株が売られ、全体の下げ助長
5.値下がり銘柄が9割占め、売買代金は今年最高
■東京市場概況
前週末の米国市場では、NYダウは前日比337ドル安と反落した。トランプ米政権が実施する方針の高関税政策が懸念され売りが優勢となった。
週明けの東京市場では、主力株をはじめ全面安商状となり、日経平均株価は急落。3万9000円を割り込み一気に3万8000円台半ばまで水準を切り下げた。
3日の東京市場は、広範囲にリスク回避目的の売りが噴出し、日経平均は1000円を超える下げとなった。前週末の米国株市場ではNYダウが300ドルあまりの下げをみせ、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数も引け際に軟化しマイナス圏で引けた。加えて、トランプ米政権がメキシコ、カナダからの輸入品に新たに25%の関税、中国には10%の追加関税を発動することを正式に決めたことで、これが嫌気される格好となった。貿易摩擦の影響を警戒して自動車株への売りを誘発したほか、半導体関連株の下げも目立つ状況で、市場のセンチメント悪化につながった。プライム市場の値下がり銘柄数は全体の90%を占め、ほぼ全面安商状。下値では押し目買いも観測され、売買代金は5兆5000億円に膨らみ、今年に入って最高を記録した。
個別では、アドバンテスト<6857>、ディスコ<6146>がいずれも大きく下げたほか、ソシオネクスト<6526>は16%近い急落となった。トヨタ自動車<7203>など自動車株への売りも目立つ。キーエンス<6861>が大きく水準を切り下げ、ファーストリテイリング<9983>の下げも顕著。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも安い。バリューコマース<2491>、エス・エム・エス<2175>がストップ安に売られ、日本ハム<2282>、セイコーエプソン<6724>なども急落した。
半面、IHI<7013>が商いを伴い高く、フジ・メディア・ホールディングス<4676>が急騰で全体相場に逆行した。富士通<6702>が堅調、ディー・エヌ・エー<2432>も高い。山陽特殊製鋼<5481>、住友ファーマ<4506>はストップ高に買われた。明電舎<6508>、日本ライフライン<7575>も値を飛ばした。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はコナミG <9766>、SBG <9984>、ZOZO <3092>、住友ファーマ <4506>、アルプスアル <6770>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約88円。うち67円はコナミG1銘柄によるもの。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、アドテスト <6857>、TDK <6762>、ファナック <6954>、東エレク <8035>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約436円。
東証33業種のうち上昇は情報・通信業のみ。下落率の小さかった上位5業種は(1)海運業、(2)空運業、(3)電気・ガス業、(4)不動産業、(5)陸運業。一方、下落率の大きかった5業種は(1)輸送用機器、(2)精密機器、(3)パルプ・紙、(4)機械、(5)非鉄金属。
■個別材料株
△アスコット <3264> [東証S]
大東建 <1878> によるTOB価格にサヤ寄せ。
△電算 <3640> [東証S]
今期営業8割増益予想に大幅増額。
△フリービット <3843> [東証P]
SB <9434> と資本・業務提携。
△住友ファーマ <4506> [東証P]
25年3月期最終を一転黒字浮上へ上方修正。
△菱友システム <4685> [東証S]
今期業績・配当予想を増額修正。
△山陽鋼 <5481> [東証P]
日本製鉄 <5401> が1株2750円でTOB実施し完全子会社化へ。
△マックス <6454> [東証P]
今期最終は一転過去最高益の見通しで配当予想増額。
△明電舎 <6508> [東証P]
今期営業45%増益に増額修正。
△ナイガイ <8013> [東証S]
28年1月期経常益目標5億円とする中期計画を策定。
△コナミG <9766> [東証P]
25年3月期業績予想及び配当予想を上方修正。
▼エスエムエス <2175> [東証P]
今期経常を一転17%減益に下方修正。
▼Vコマース <2491> [東証P]
今期減収減益・減配見通し。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)山陽鋼 <5481>、(2)住友ファーマ <4506>、(3)フジHD <4676>、(4)フリービット <3843>、(5)コナミG <9766>、(6)アイネット <9600>、(7)明電舎 <6508>、(8)日本ライフL <7575>、(9)マックス <6454>、(10)椿本興 <8052>。
値下がり率上位10傑は(1)Vコマース <2491>、(2)エスエムエス <2175>、(3)エンプラス <6961>、(4)ソシオネクス <6526>、(5)マーベラス <7844>、(6)クイック <4318>、(7)日ハム <2282>、(8)JCRファ <4552>、(9)エプソン <6724>、(10)TDK <6762>。
【大引け】
日経平均は前日比1052.40円(2.66%)安の3万8520.09円。TOPIXは前日比68.27(2.45%)安の2720.39。出来高は概算で24億8557万株。東証プライムの値上がり銘柄数は154、値下がり銘柄数は1470となった。東証グロース250指数は642.15ポイント(8.52ポイント安)。
[2025年2月3日]
株探ニュース
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