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2014/03/25 - 加藤製(6390) の関連ニュース。 今月11日に東日本大震災からちょうど3年の月日が経過したが、復興に向けたインフラ整備は依然として途上にある。2014年度から政策ステージは「復旧」から「復興」へとその位置付けが変わる。復興庁はこれまでの計画策定段階から工事着工本格化へ向けた新段階へと政策ステージを進捗させ、これを受けてゼネコンを筆頭とする建設関連株の事業機会拡大が加速する状況にある。 ただし、現場では深刻な人手不足やその影響に伴う人件費の高騰が顕在化しており、これにより工事案件の入札が遅れるなど、想定されたシナリオと現実とのギャップが生じていることも確かだ。高水準の需要はあれども、建設およびその周辺セクターでは収益面で跛行色が出ている。

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<話題の焦点>=建設用クレーン、復興と再開発担う建設現場のエース

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2014/03/25 12:14
 今月11日に東日本大震災からちょうど3年の月日が経過したが、復興に向けたインフラ整備は依然として途上にある。2014年度から政策ステージは「復旧」から「復興」へとその位置付けが変わる。復興庁はこれまでの計画策定段階から工事着工本格化へ向けた新段階へと政策ステージを進捗させ、これを受けてゼネコンを筆頭とする建設関連株の事業機会拡大が加速する状況にある。

 ただし、現場では深刻な人手不足やその影響に伴う人件費の高騰が顕在化しており、これにより工事案件の入札が遅れるなど、想定されたシナリオと現実とのギャップが生じていることも確かだ。高水準の需要はあれども、建設およびその周辺セクターでは収益面で跛行色が出ている。

 こうした状況下で需要をしっかり取り込み、急速に業績を伸ばしているのが建設用クレーン業界だ。クレーンの国内出荷金額は10年の時点で820億円と低調だったが、13年には1500億円弱と目を見張る拡大を示している。震災復興工事や国土強靭化推進など政策テーマを背景に、港湾などの改修工事や防災拠点での耐震工事が、クレーン需要を大きく押し上げている。このほか首都圏では今後中期的に、豊洲や浜松町、渋谷などで大型の都市再開発事業計画が相次ぐことも強力な追い風として意識される。

 さらに、20年には東京五輪開催という金看板が掲げられており、これによる特需も期待される。首都圏の道路構造物の老朽化対策や防災インフラを担う建設工事現場のエースとして、クレーン業界の活況は続きそうだ。

◆活躍期待の建設クレーン関連銘柄

古河機金<5715.T>   子会社でミニクレーン展開
前田製作<6281.T>   クローラークレーン開発強化
加藤製<6390.T>    国内屈指、東南アジアへも攻勢
タダノ<6395.T>    世界シェア2位、新興国にも強い
マルカキカイ<7594.T> 前期クレーン売上高1.5倍に


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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