東証プライム市場の騰落銘柄数は、値上がり銘柄数が1400に迫り、全体の8割超を占めた。セクター別では、鉱業、水産農林を除く31業種が上昇し、輸送用機器、保険、繊維製品、鉄鋼の上昇が目立っていた。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>、信越化<4063>、TDK<6762>が堅調だった半面、東エレク<8035>、アドバンテス<6857>、KDDI<9433>、ディスコ<6146>、荏原<6361>が軟調だった。
前日の米国市場では、利下げが景気を下支えするとの見方につながり、NYダウとS&P500種指数は最高値を更新した。東京市場でもAI関連株中心に買い戻しの動きが強まり、日経平均の上げ幅は一時900円を超えた。ソフトバンクGが急反発したことも投資家心理を上向かせた。ただ、米ブロードコムが時間外取引で4%超の下落となったことから、AI関連株に対する先行き懸念から利食い売りが増えた。
来週は16日に11月の米雇用統計が発表される。また、17日には米半導体大手マイクロン・テクノロジーの決算発表が予定されており、AI関連企業の業績動向にも注目が集まるだろう。週後半には日銀の金融政策決定会合がある。0.25%の利上げは織り込み済みだが、来年の金融政策運営の行方を探るためにも植田和男日銀総裁の記者会見の中身を確認したいと考える向きも多く、様子見姿勢の強い展開が続きそうだ。
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