太平製、今期経常を一転4％増益に上方修正、未定だった配当は30円増配

　太平製作所 <6342> [東証２] が11月6日大引け後(16:00)に業績・配当修正を発表。19年3月期の連結経常利益を従来予想の5.6億円→8.6億円(前期は8.3億円)に54.5％上方修正し、一転して3.8％増益見通しとなった。
　ただ、4-9月期(上期)の連結経常損益は従来予想の1億円の黒字→1.6億円の赤字(前年同期は3.6億円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

　業績好調に伴い、従来未定としていた期末一括配当は80円(前期は50円)実施する方針とした。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2019年３月期第２四半期連結及び個別業績予想につきましては、合板機械事業において、上期に予定しておりました海外向け売上645百万円が下期にずれこんだため、予想しておりました業績を下回る見込みです。2019年３月期の通期連結及び個別業績予想につきましては、主に合板機械事業の国内向け売上が計画を上回ると見込まれるため予想しておりました業績を上回る見込みです。ただし、当期の売上は下期に集中しており、中でも国内向け大型案件の売上が2019年３月に予定されております。現時点においては予定通りの売上となる見込みでありますが、様々な要因により予定が遅れる可能性があります。予定が遅れた場合、当期の売上及び利益が減少することが予想されます。（注）上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、今後の様々な要因により、異なる結果となる可能性があります。

　当社は、株主の皆様に対する利益還元を経営の重要項目の一つとして位置付けており、経営基盤の確保に努めると共に、業績や財務状況などを勘案しながら、安定した配当を継続して実施していくことを基本方針としております。2019年３月期の期末配当予想につきましては、これまで未定としておりましたが、2019年３月期の業績予想等も含めて総合的に勘案した結果、１株当たり８０円とさせて頂く予定です。