石井表記が大幅反落、中国向け装置販売の減少見込み２０年１月期業績予想を下方修正

　石井表記<6336.T>が大幅反落している。１２日の取引終了後、２０年１月期の連結業績予想について、売上高を１１４億３４００万円から１０１億８６００万円（前期比２２．８％減）へ、営業利益を６億８９００万円から４億５８００万円（同６８．５％減）へ、純利益を４億４３００万円から２億２２００万円（同７８．９％減）へ下方修正したことが嫌気されている。

　電子機器部品製造装置のプリント基板分野で、米中貿易摩擦などの影響によって企業の設備投資が控えられる環境が今後も続くとみられ、中国を中心とした海外向け装置販売の減少を見込むほか、ディスプレー及び電子部品も半導体や工作機械市場の景況感が悪化し、スイッチパネル関連の減少が見込まれるという。

　なお、同時に発表した第２四半期累計（２～７月）決算は、売上高４５億９１００万円（前年同期比２３．９％減）、営業利益８５００万円（前年同期比８７．４％減）へ、最終損益７８００万円の赤字（前年同期５億１７００万円の黒字）となった。

出所：minkabuPRESS