<動意株・2日>(大引け)=ハーモニック、日電硝、安川電など
日本電気硝子<5214.T>=上値追いに拍車かかり新高値。同社はきょう午前10時ごろ、AIサーバーにおける最先端半導体とともに用いられる低誘電ガラスファイバー「D2ファイバ」を開発し、販売を始めると発表。将来的な業績への貢献を期待した買いが入り、株価を下支えしたようだ。同社によると第2世代と呼ばれる低誘電ガラスファイバーとして世界トップの誘電正接を実現。信号の伝送損失を抑えて通信の高速化・大容量化につなげ、AIサーバーやデータセンターの性能向上に貢献する。また。通信ロスによる熱発生を低減できることから、冷却負荷や消費電力の抑制も可能になるとしている。
安川電機<6506.T>=上値指向に反発。同社は1日、ソフトバンク<9434.T>とフィジカルAIの社会実装に向けて協業を開始したと発表しており、これが材料視されているようだ。両社はロボティクスに人工知能(AI)と通信技術を融合し、ロボットが対応できる作業領域を拡張することで、より多様な環境でロボットが力を発揮し、人と同じ空間で安全かつ柔軟に協働できる未来の実現を目指す構え。その第一歩として、オフィス環境で活躍するフィジカルAIロボットのユースケースを共同で開発し、今月に開催される国際ロボット展で公開するとしている。
ファナック<6954.T>=上げ足を強め新値街道復帰。同社は前日に東京都内で開催した技術発表会で米半導体大手エヌビディア<NVDA>と協業することを明らかにした。同社は工作機械用NC装置の世界トップメーカーで産業用ロボットでも屈指の商品競争力を誇る。現在、人工知能(AI)とロボットを融合させ自律的に作動させる「フィジカルAI」が世界的にテーマ視されており、同社はエヌビディアとの連携でその流れを捉え、業容拡大に本腰を入れる構えだ。これがポジティブサプライズとなり機関投資家などの大口買いを呼び込む格好となっている。
Hmcomm<265A.T>=急反発。1日取引終了後、ベネッセi-キャリア(東京都新宿区)が提供する大学生向け問題解決力測定テスト「GPS-Academic」の記述・論述式へ、AI自動採点システムを導入することが決定したと発表した。従来は採点から返却まで1~2カ月を要していたが、今回のシステム導入によって即日で行えるようになるという。
イオレ<2334.T>=物色人気。同社は1日の取引終了後、エヌビディア<NVDA>の最新ブラックウェル世代のGPU(画像処理半導体)「NVIDIA RTX PRO 6000 Blackwell Server Edition」を搭載した高性能サーバーの受注を開始したと発表。これを材料視した買いが入ったようだ。戦略的パートナーのデジタルダイナミック(東京都港区)と連携し、処理能力を高めた最上位モデルをラインアップに追加する。企業はパブリックなクラウドサービスに依存することなく、高度なAIを安全かつ高速に稼働させることが可能になるという。納品開始日は来年1月を予定している。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
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