＜動意株・５日＞（大引け）＝Ｔ＆ＣＨＤ、ＩＴメディア、ジャムコ

　Ｔ＆Ｃホールディングス＜3832.T＞＝一時ストップ高。同社はこの日、午後０時４０分に子会社の北京天安徳喜医療科技有限公司が、北京首都航空有限公司と中国の富裕層顧客への医療検診サービス提供で基本契約を締結したことを発表、これを好感している。北京首都航空有限公司は、中国の航空会社で航空運送事業のほか、プライベートジェットを購入した顧客に対する健康クラブなども展開している。

　アイティメディア＜2148.T＞＝一時ストップ高。ＩＴニュースサイトを展開するが、ソフトバンクグループが過半の株式を保有していることに市場の注目が集まっている。特に、中国電子商取引最大手のアリババ集団のＮＹ上場が迫るなか、「ネットメディアを運営する同社に業容拡大のチャンスがある」（市場関係者）との指摘がその思惑を代弁している。１５年３月期営業利益は前期比１６．６％増の３億８０００万円予想と２ケタ増益を計画、年間配当も前期比２円増配の１０円を予定している。

　ジャムコ＜7408.T＞＝後場急伸。日本経済新聞電子版が午後０時４５分に、同社は米ボーイングの次期大型旅客機「７７７Ｘ」向け化粧室を独占受注した、と伝えた。受注額は年数十億円規模になるとみられるという。同社は旅客機用の化粧室で５割のシェアを握る世界最大手。

　シンニッタン＜6319.T＞＝３日続伸。８月下旬から上値を買い進む動きが観測され、８月最終週からきょうまで１０営業日で下げた日は１日のみと足の軽さが際立っている。自動車や建設機械向けに鋳造部品を手掛け、国内は復興需要を受けて好調なほか、４割を占める海外輸出も好調、北米向けに需要が伸びている。自己資本比率は７８％強と財務体質は強固なうえ、時価総額の７割に相当する現預金を保有していることから、増配余地の大きさも指摘されている。

　ガーラ＜4777.T＞＝ストップ高。１月６日につけた年初来高値２６１円を上回った。前日は、子会社を通じて韓国Ｒａｇｔｉｍｅ社が開発したスマートフォンゲームアプリ「Ｋｉｔｔｙ　Ｒｕｓｈ（キティ　ラッシュ）」に関してライセンス契約を結んだと発表したのをきっかけにストップ高まで急騰。これが引き続き材料視されているようだ。今回の契約で、「Ｋｉｔｔｙ　Ｒｕｓｈ」を欧州や北米、中南米、オーストラリアでサービスを提供。サービス提供開始時期については、現在調整中としている。

　ユークス＜4334.T＞＝ストップ高。４日の取引終了後、第２四半期累計（２～７月）の連結業績見通しについて、売上高を従来予想の７億４８００万円から１１億２７００万円（前年同期比３．１％減）へ、営業損益を同１億４４００万円の赤字から６５００万円の黒字（同３２．３％減）へ、最終損益を同８１００万円の赤字から４４００万円の黒字（同５３．７％減）へそれぞれ上方修正した。スマートフォンアプリ関連やパチンコ・パチスロ関連のロイヤルティー収入が好調だったことが要因としている。

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出所：株経通信（株式会社みんかぶ）