「コメ関連」が23位にランクイン、全国的なコメ不足深刻化で関心高まる<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「コメ関連」が23位にランクインしている。
全国各地でコメ不足が深刻になっており、これがテーマとしての「コメ関連」への関心を高めているようだ。スーパーなどでは購入に制限がかかるようになっているほか、商品棚からコメが消えるといった事態も起こっている。猛暑の影響で23年産のコメの収量が少なかったことに加えて、インバウンドが好調だったことが背景にあるとされる。また、パンや麺などのほかの主食に比べると値上がりが緩やかだったことも需要の増加につながったようだ。
農林水産省が7月30日に発表した「米穀の需給及び価格の安定に関する基本指針(米の基本方針)」によると、直近1年(23年7月~24年6月)の主食用米の需要実績(速報値)は前年同期比1.6%増の701万9000トンとなった。近年は人口減少に伴い平均で年10万トン前後のペースで減少してきたが、10年ぶりに前年を上回ったことになる。一方、民間在庫量(速報値)は前年同期比20.8%減の156万トンとなり、統計を開始した1999年以降で最低水準となっている。
ただ、坂本哲志農林水産大臣は8月2日の会見で「現時点で主食用米の全体需給としては、ひっ迫している状況であるとは考えていない。消費者は安心して、普段どおりに米を買い求めてもらいたい」とコメント。9月からは新米が本格的に出回ることから、ひっ迫状態は徐々に解消されるとの見方もある。今後の「コメ関連」銘柄の動向には注視が必要だろう。
この日の関連銘柄では、木徳神糧<2700.T>が続伸。片倉コープアグリ<4031.T>、井関農機<6310.T>、クボタ<6326.T>もしっかりとなっている。
出所:MINKABU PRESS
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