しかしながら、併せて通期の同損益を従来予想の1.4億円の赤字→2.9億円の黒字(前期は16.3億円の黒字)に上方修正し、一転して黒字に浮上する見通しとなった。
会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の4.2億円の赤字→900万円の黒字(前年同期は7.2億円の黒字)に増額し、一転して黒字に浮上する計算になる。
直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比55.4%減の2億円に大きく落ち込み、売上営業利益率は前年同期の8.8%→4.7%に大幅悪化した。
株探ニュース
会社側からの【修正の理由】
世界経済は、米中貿易摩擦の長期化や新型コロナウイルスの世界的な感染拡大により急激に悪化した後、一部で段階的な経済活動再開に向けた動きが見られましたが、各国における感染の再拡大を受け、依然として厳しい状況が続いております。新型コロナウイルスの収束には時間を要するとともに、プラスチック成形関連の製造業の設備投資には慎重な動きが見られ、投資意欲の回復は緩やかなものになると予想しております。 上記の通り引き続き不透明な経営環境ではありますが、当社グループの通期の連結業績予想につきましては、前回予想より、短納期の標準機や改造・修理案件の増加等により売上高が増加したことに加え、個別案件ごとの部品や工事等の原価管理の徹底、諸経費の更なる低減が進んだこと等により、売上高は前回予想を500百万円上回る16,000百万円、営業利益は300百万円(前回予想は140百万円の営業損失)、経常利益は290百万円(前回予想は140百万円の経常損失)、親会社株主に帰属する当期純利益は10百万円(前回予想は340百万円の親会社株主に帰属する当期純損失)となる見込みとなりました。
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