エアーテック、今期経常を22％上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も14円増額

　日本エアーテック <6291> が11月10日大引け後(15:30)に業績・配当修正を発表。21年12月期の経常利益(非連結)を従来予想の17.6億円→21.4億円(前期は15.6億円)に21.6％上方修正し、増益率が12.7％増→37.0％増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の経常利益も従来予想の0.9億円→4.7億円(前年同期は10.7億円)に5.0倍増額し、減益率が91.1％減→55.7％減に縮小する計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の36円→50円(前期は33円)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　第３四半期累計期間における売上高は、新型コロナウイルス感染症対策製品の需要等を取り込み伸長しました。その他のバイオロジカル分野では、製薬会社の設備投資が堅調に推移しました。電子工業分野では、半導体及び電子部品関連の生産拡大により、クリーン製造環境整備および製造装置用クリーン機器が堅調に推移しております。第４四半期は半導体部品を始めとする一部部品の不足による納期停滞等のリスクを見込み、以上の業績を踏まえ売上予想及び各利益予想を修正いたします。　なお、配当予想につきましては、当社の配当性向方針及び当期の業績見通し等を総合的に勘案した結果、前回予想の普通配当36円から14円増額し、50円に上方修正いたします。(注)上記の予想につきましては、現時点における入手可能な情報を基に作成したものであり、実際の業績は様々な事情により異なる場合が有ります。