順調な戻り歩調を辿ってなお上値余地、バリュエーションからの見直し余地が残る
時価総額:240億円
PER:0.00倍
PBR:0.52倍
半導体用結線装置(ワイヤボンダ)をはじめとするボンディング装置専業メーカーで世界有数のシェアを獲得。同じく半導体製造装置メーカーであるアピックヤマダとともにヤマハ発動機の傘下に入り、事業統合後のシナジー効果にも期待が高まる。7/1を以て会社分割を行い上場会社は新川よりヤマハモーターロボティクスHDへと変更。
業績面においては中国市場における景気減速懸念や設備投資需要の減退などが表面化し、5/9の決算発表では増収減益を見込んでいたが新会社発足に伴う今期見通しは非開示。なお、決算期が3月期から12月期へと変更され、今期は9ヵ月間の変則決算となる。
旧会社における業績悪化懸念も一巡して株価としてもある程度織り込みが済んだとみられ、7月以降は心機一転出直りの動きをみせる。足元で7/8の戻り高値を上抜けて上昇ピッチを速めてつつも、出来高は程よく増加傾向で過熱感はそれほどみられない。年初来高値594円を視界に捉え、続伸期待が高まる中でPBR0.5倍台のバリュエーション面からの魅力も光る。