「グローバルニッチ」がランキング首位、海外投資家も注目“技術立国日本”の象徴株<注目テーマ>
1 グローバルニッチ
2 半導体
3 電気自動車関連
4 再生可能エネルギー
5 半導体商社
6 半導体製造装置
7 水素
8 パワー半導体
9 2020年のIPO
10 全固体電池
みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「グローバルニッチ」がランキング首位となっている。
2日の東京株式市場は前日に続き買い優勢の展開となり、日経平均は朝方買い優勢で始まった後にいったん値を消したが、後半買い直された。全体相場がバランスを立て直すなか、個別株も物色意欲が再燃しているが、決算発表絡みの買いは短期的に値動きが荒れやすく、投資家サイドとしてうまく立ち回るのは難しい部分もある。そこで、目先の決算に焦点を当てず、企業の持つ中期成長性にスポットを当てた投資スタンスが有効となる。
高い技術力や他社の追随を許さない戦略製品を持つ企業は、それだけ成長に向けた伸びしろを持っており、中期スタンスの投資対象として絶好のターゲットとなる。その代表格に挙げられるのがグローバルニッチトップ企業だ。企業規模としては大手とはいえなくても、特定分野で圧倒的な商品シェアを持っていれば、世界を相手に常に有利な環境で商機を捉えることができる。最近ではそのシンボルストックとして、株式市場において短期間で時価総額を大きく膨張させたのがレーザーテック<6920.T>だ。同社が製造する半導体製造装置で、特にマスクブランクス検査装置がほぼ100%の世界シェアを握っていることから、世界の機関投資家からも注目を浴びた。
経済産業省では昨年、「グローバルニッチトップ企業100選」を6年ぶりに選出した。技術立国日本の面目躍如ともいえる企業群で、このうち上場企業は40社あまり。経産省では対象企業の知名度向上や海外展開を支援する方針を明示しており、株式市場でもテーマ株物色の有力なヒントとなりそうだ。
そのリストに上がっている上場企業では、レーザーテックのほかに、レオン自動機<6272.T>、NITTOKU<6145.T>、ナブテスコ<6268.T>、古野電気<6814.T>、横河電機<6841.T>、昭和真空<6384.T>、ソディック<6143.T>、日精エー・エス・ビー機械<6284.T>、ニッポン高度紙工業<3891.T>、大阪チタニウムテクノロジーズ<5726.T>、ユニオンツール<6278.T>、技研製作所<6289.T>、エスペック<6859.T>、第一稀元素化学工業<4082.T>、マニー<7730.T>、朝日インテック<7747.T>、日機装<6376.T>などがあり注目しておきたい。
出所:MINKABU PRESS
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