マルマエは続落、２１年８月期業績及び配当予想を上方修正も材料出尽くし感

　マルマエ<6264.T>は続落している。３０日の取引終了後、２１年８月期の単独業績予想について、売上高を４７億円から４９億８０００万円（前期比１３．５％増）へ、営業利益を７億８０００万円から１０億２０００万円（同１３．８％増）へ、純利益を５億３８００万円から７億５００万円（同２．１％増）へ上方修正し、あわせて従来１０円としていた期末配当予想を１２円に引き上げると発表したが、目先の材料出尽くし感から売られているようだ。

　半導体分野の市場が過去最高水準の活況となっていることや、ＦＰＤ分野で市場が急回復し受注が増加していること、その他分野で太陽電池製造装置向けの受注があったことなどが要因としている。また、採算性の低い受注が減ったことで材料費が想定よりも低くとどまることも寄与する。

　同時に発表した第２四半期累計（２０年９月～２１年２月）決算は、売上高２２億９９００万円（前年同期比１３．９％増）、営業利益４億２４００万円（同１６．２％増）、純利益２億９４００万円（同２３．９％増）だった。

出所：MINKABU PRESS