マルマエ、今期経常を一転20％増益に上方修正、配当も2円増額

　マルマエ <6264> が3月30日大引け後(15:00)に決算を発表。21年8月期第2四半期累計(20年9月-21年2月)の経常利益(非連結)は前年同期比23.8％増の4.2億円に伸びた。
　併せて、通期の同利益を従来予想の7.6億円→10億円(前期は8.3億円)に31.2％上方修正し、一転して19.9％増益見通しとなった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した3-8月期(下期)の経常利益は前年同期比17.2％増の5.7億円に伸びる計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の20円→22円(前期は17円)に増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である12-2月期(2Q)の経常利益は前年同期比12.7％増の2.2億円に伸びたが、売上営業利益率は前年同期の20.1％→18.7％に低下した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2021年８月期の通期売上高につきましては、半導体分野の市場が過去最高水準の活況であることと、ＦＰＤ分野におきましても市場が急回復し受注が増加していること、その他分野におきましても太陽電池製造装置向けの受注があったことなどから、売上高見通しにつきましては4,980百万円に修正いたしました。　損益面につきましては、売上高の増加と、採算性の低い受注が減ったことで当初想定に対し材料費が低くとどまることなどから営業利益は1,020百万円、経常利益は1,000百万円、当期純利益につきましては705百万円となる見通しです。

　　当社は、株主への利益還元につきましては、重要な経営課題と認識しており、長期的な視野に立った投資の実施とともに、経営成績及び財務状況を勘案しつつ、配当による株主への利益還元に努める方針とし、中期事業計画の期間中において配当性向の目標を30％以上、最低配当額を年額１株当たり10円としております。　そのような方針下におきまして、前項の2021年８月期の業績予想の上方修正に伴い、当期（2021年８月期）の期末配当予想を前回予想（2020年10月８日発表）の１株当たり10円から２円増配し、１株当たり12円とすることといたしました。これにより、中間配当金を含めた当期の年間配当金は１株当たり22円（うち中間配当金10円）とすることを予定しております。　なお、本件につきましては、2021年11月下旬に開催予定の第34期定時株主総会に付議する予定であります。