ヒラノテク、10-12月期(3Q)経常は2.2倍増益、今期配当を32円増額修正

　ヒラノテクシード <6245> [東証Ｓ] が2月14日大引け後(15:15)に決算を発表。24年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比13.2％増の27.4億円に伸び、通期計画の30億円に対する進捗率は91.3％に達し、5年平均の70.3％も上回った。

　会社側が発表した第3四半期累計の実績と据え置いた通期計画に基づいて、当社が試算した1-3月期(4Q)の連結経常利益は前年同期比67.4％減の2.6億円に大きく落ち込む計算になる。

　同時に、今期の年間配当を従来計画の56円→88円(前期は56円)に大幅増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比2.2倍の19.2億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の6.9％→15.1％に急改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当社は、株主に対する利益還元を重要な経営課題のひとつと位置づけ、安定した配当を基本としております。本日公表の『資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応について』の通り、2024年4月よりスタートする次期中期経営計画において、安定的かつ継続的な株主配当を行い株主還元の一層の充実を目指す事としております。　このような中、当社は、2023 年 6月に創業 88 周年を迎えました。これもひとえに、株主の皆様をはじめとするすべての関係者の皆様のご支援の賜物と心より感謝申し上げます。　つきましては、ご支援いただきました株主の皆様に感謝の意を表するため、当期の年間配当金を88円とさせて頂きます。よって、期末配当の予想につきましては前回発表予想の１株当たり28円に対し32円増配し、60円となる予定です。　なお、本件は 2024 年 6月下旬開催予定の第100 回定時株主総会に付議する予定であります。