津田駒が１６年１１月期営業利益予想を上方修正、上期業績が予想を上回る

　津田駒工業<6217.T>がこの日の取引終了後１６年１１月期の連結業績見通しについて、売上高を４１０億円から４００億円（前期比８．４％増）へ下方修正した一方、営業利益を４億円から６億円（前期２億７４００万円の赤字）へ、純利益を２億円から４億円（同４億４３００万円の赤字）へ上方修正した。

　繊維機械事業におけるインド市場の拡大や、工作機械関連事業での国内自動車業界や米国市場の堅調な設備投資を受けて、上期業績が予想を上回る成果を上げたことが要因。第３四半期以降も、工作機械関連事業で国内市場の一時的な停滞が見込まれるものの、米国市場は堅調が見込まれることや、繊維機械事業では大きな落ち込みはないと見込んでおり、利益予想を上方修正したという。

　なお、同時に発表した第２四半期累計（１５年１２月～１６年５月）の連結決算は売上高２０２億３６００万円（前年同期比１６．９％増）、営業損益４億９７００万円の黒字（前年同期３億１００万円の赤字）、最終損益３億５００万円の黒字（同２億９１００万円の赤字）だった。

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）