東洋機械が急反騰、自動車・スマホ好調受け前期上振れ着地し今期は急回復見込み

　東洋機械金属<6210.T>がカイ気配で急反騰、５日移動平均線をマドを開けて上抜き上昇トレンドを加速させている。射出成形機とダイカストマシンを製造する機械メーカーで、自動車販売回復やスマートフォンの好調な売れ行きを背景に収益面の追い風が強まっている。２６日取引終了後、２１年３月期決算を発表した。営業損益は２億１１００万円の赤字（前期実績は１４億２６００万円の黒字）だったが、従来予想の６億円の赤字見通しからは大幅に上振れて着地した。また、２２年３月期は営業損益が１２億円の黒字予想と急回復を見込んでおり、年間配当も１５円（前期は５円）とする計画で、これを評価する買いが株価を押し上げる格好となっている。

出所：MINKABU PRESS