東京株式(前引け)=米株高を受け買い優勢、利食い圧力も意識
きょう前場の東京株式市場は、前日の米国株高や円安を受けて買い先行で始まり、その後目先筋の利益確定売りで日経平均は前日比マイナス圏に沈む場面もあったが、押し目形成場面では海外投資家などの買いが厚く、結局プラス圏で着地した。前日まで16日続伸と一方通行の上昇で過熱感もあり、売り圧力は常に意識されているものの、リスク選好ムードがそれを吸収している状況。値下がり銘柄数が値上がりを上回っているが、半導体関連株や銀行株が買われ全体を支えている。
個別では任天堂<7974.T>が断トツの売買代金をこなし1000円超の上昇、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクも人気を集めた。SUMCO<3436.T>、コマツ<6301.T>が買われ、キヤノン<7751.T>も買い優勢。双信電機<6938.T>、北の達人コーポレーション<2930.T>が値を飛ばした。半面、トヨタ自動車<7203.T>が冴えず、安川電機<6506.T>、キーエンス<6861.T>も軟調。豊和工業<6203.T>、日立金属<5486.T>が値を下げ、電通<4324.T>も下落した。山崎製パン<2212.T>も安い。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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