日経平均株価
始値 21040.91
高値 21111.23(09:30)
安値 20932.13(11:13)
大引け 21032.00(前日比 -97.72 、 -0.46% )
売買高 11億7485万株 (東証1部概算)
売買代金 1兆9028億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は続落、香港株安を嫌気
2.米市場で売られた半導体関連株が軒並み下落
3.日経平均は4日ぶりに一時2万1000円台を割り込む
4.後場は香港株が持ち直し、下げ渋る
5.売買代金は6日連続で2兆円を下回り、値下がり銘柄数は8割弱
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは43ドル安と続落した。インテルなどの半導体関連株が売られたほか、長期金利低下でゴールドマン・サックスなど金融株が下落し指数を押し下げた。
東京市場では、大規模デモの混乱で香港株が下落したことが嫌気され、日経平均株価は続落した。
13日の東京市場は、前日の米株安を受けて朝方から軟調に推移する中、香港株式市場でハンセン指数が下落していることが嫌気され、午前10時半ごろから日経平均の下げ幅が拡大した。香港で拘束した容疑者を中国本土に引き渡せるようにする「逃亡犯条例」の改正に反対する大規模なデモが発生するなど混乱が広がっていることが香港株安の背景。また、米株市場で半導体関連が売られたことを受け、国内の同関連株が軒並み下げ、日経平均は一時2万1000円台を割り込む場面があった。ただ、後場に入ると、ハンセン指数が下げ幅を縮小したことで日経平均は下げ渋った。東証1部の売買代金は活況の目安とされる2兆円を6日連続で下回る薄商いが続く中、値下がり銘柄数は78%を占めた。
個別では、東京エレクトロン <8035> やアドバンテスト <6857> 、信越化学工業 <4063>など半導体関連が軒並み下落した。NY原油先物の急落を受け、国際石油開発帝石 <1605> や石油資源開発 <1662> など石油関連株も安い。このほかに、日揮 <1963> 、安川電機 <6506> 、ミスミグループ本社 <9962> 、ジャパンディスプレイ <6740> も売られた。
半面、SMBC日興証券が投資判断を「2→1」に引き上げたパーク24 <4666> は9日続伸したほか、良好な好決算を発表したジェイ・エス・ビー <3480> が大幅高。このほか、KDDI <9433> 、セコム <9735> など内需株の一角が堅調だった。新日本科学 <2395> 、ダントーホールディングス <5337> 、ジャパンベストレスキューシステム <2453> が買われた。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はテルモ <4543> 、京セラ <6971> 、KDDI <9433> 、資生堂 <4911> 、セコム <9735> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約19円。
一方、マイナス寄与の上位5銘柄は東エレク <8035> 、アドテスト <6857> 、ユニファミマ <8028> 、安川電 <6506> 、信越化 <4063> 。押し下げ効果は約48円。
東証33業種のうち上昇は保険業のみ。下落率の小さかった上位5業種は(1)空運業、(2)水産・農林業、(3)サービス業、(4)情報・通信業、(5)不動産業。一方、下落率の大きかった5業種は(1)石油石炭製品、(2)海運業、(3)証券商品先物、(4)ガラス土石製品、(5)鉱業。
■個別材料株
△JSB <3480>
上期経常は12%増益・通期計画を超過。
△アズ企画設計 <3490> [JQ]
OYO Hotels Japanと業務提携。
△神島化 <4026> [東証2]
20年4月期は12%営業増益見込み。
△HEROZ <4382> [東証M]
今期経常は23%増で3期連続最高益更新へ。
△ダントーHD <5337>
今期最終を一転黒字に上方修正。
△フェニクスB <6190> [東証M]
高尿酸血症モデル動物に関する米国特許を取得。
△日ギア <6356> [東証2]
東証1部に指定。
△クラッチ <6408> [JQ]
今期経常を10%上方修正。
△旅工房 <6548> [東証M]
4月旅行取扱額84%増。
△日本テレホン <9425> [JQ]
今期経常は黒字浮上へ。
▼Jディスプレ <6740>
業績不振に伴う大規模リストラを発表。
▼ウイルコHD <7831> [東証2]
今期営業を一転赤字に下方修正。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)JSB <3480> 、(2)ランド <8918> 、(3)キムラタン <8107> 、(4)ダントーHD <5337> 、(5)富士興 <5009> 、(6)学情 <2301> 、(7)PCデポ <7618> 、(8)くら寿司 <2695> 、(9)新日本科学 <2395> 、(10)JBR <2453> 。
値下がり率上位10傑は(1)Jディスプレ <6740> 、(2)サニックス <4651> 、(3)LIFULL <2120> 、(4)ASB機械 <6284> 、(5)ヴィンクス <3784> 、(6)コネクシオ <9422> 、(7)三井ハイテク <6966> 、(8)ミスミG <9962> 、(9)第一実 <8059> 、(10)タツモ <6266> 。
【大引け】
日経平均は前日比97.72円(0.46%)安の2万1032.00円。TOPIXは前日比12.72(0.82%)安の1541.50。出来高は概算で11億7485万株。東証1部の値上がり銘柄数は394、値下がり銘柄数は1673となった。日経ジャスダック平均は3362.74円(6.72円安)。
[2019年6月13日]
株探ニュース
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