<動意株・8日>(大引け)=アエリア、グラン、浜井産など
グランディーズ<3261.T>=動意。一時8%超上昇し、年初来高値を更新した。同社はきょう午前11時30分頃に、19年12月期第3四半期累計(1~9月)の連結決算を発表。営業利益は3億2600万円(前年同期比35.5%増)となり、通期計画4億円に対する進捗率は81.5%となった。売上高は20億7600万円(同30.1%増)で着地。建売住宅の販売に注力するとともに、福岡市で都市型簡易宿泊所1棟を販売したことなどが寄与した。なお、通期業績予想は従来計画を据え置いている。
浜井産業<6131.T>=急伸。午後1時ごろ、集計中の第2四半期累計(4~9月)連結業績について、売上高が28億5000万円から28億8900万円(前年同期比1.7%増)へ、営業利益が1億1000万円から1億7100万円(同62.9%増)へ、純利益が8000万円から1億1200万円(同31.8%増)へ上振れて着地したようだと発表しており、これが好感されている。主力のラップ盤で、半導体シリコンウエーハ加工用や光学関連部品加工用装置の販売が堅調に推移したことに加えて、生産現場の改善に伴う原価低減諸施策が奏功し利益を押し上げたとしている。
キリンホールディングス<2503.T>=急伸。同社は7日取引終了後、大規模な自社株買いを発表。発行済み株式数の6.8%に相当する6000万株、1000億円を上限に、11月8日~20年11月7日の取得期間で自社株買いを実施する。アナリストからは「経営陣のキャッシュフロー創出への自信、現在の株価水準に対する危惧、還元強化の意思などが感じられポジティブに評価できる」との見方が出ている。同時に発表された第3四半期の業績は、事業の経常的な業績を測る事業利益が前年同期比0.8%増の1484億3900万円だったが、19年12月期の予想に対する進捗率は78%と高く、今期業績には増額修正期待も出ている。
加賀電子<8154.T>=大幅高で年初来高値更新。同社は7日取引終了後に、20年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算を発表。営業利益は52億3900万円(前年同期比38.9%増)となり、通期計画70億円に対する進捗率は74.8%となった。売上高は2306億3000万円(同99.9%増)で着地。今年1月に富士通エレクトロニクスをグループ化した効果に加え、主力の電子部品事業が医療機器や車載関連向けを中心に伸長したことなどが寄与した。なお、通期業績予想は従来計画を据え置いている。
レック<7874.T>=一気に上値指向。同社は日用品雑貨メーカーで100円ショップ向けを主力とし、「激落ちくん」などが有名。同社が7日取引終了後に発表した20年3月期第2四半期(4~9月)の決算は、営業利益が前年同期比18.4%増の22億5300万円と大幅な伸びをみせた。消費増税前の駆け込み需要などが収益拡大に貢献している。これを手掛かり材料に投資資金が攻勢をかけている。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
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