■PRISMバ <206A> 187円 (+50円、+36.5%) ストップ高
PRISM BioLab <206A> [東証G]がストップ高。17日の取引終了後、米タラス・バイオサイエンスと転写因子及びタンパク質・タンパク質間相互作用(PPI)標的に対する新規阻害剤の探索を目的とした共同研究契約を締結したと発表しており、材料視した買いが殺到した。難易度が高い 創薬領域に対して独自の地位を確立するため、PRISMバのPPIを標的とする創薬技術とタラスバイオのヒト生細胞環境下における転写因子及びPPIのスクリーニング評価技術を組み合わせ、新規医薬品候補化合物の創出を目指す。加えて、PRISMバはエーザイ <4523> [東証P]と共同創出したCREB結合タンパク質・β-カテニン相互作用阻害剤E7386について、レンバチニブメシル酸塩(レンバチニブ)との併用の有効性に関する学術論文が国際医学雑誌「Clinical Cancer Research」で公開されたとも開示した。E7386が肝細胞がん治療でレンバチニブの抗腫瘍効果を増強する可能性が示唆されたという。
■TORICO <7138> 190円 (+50円、+35.7%) ストップ高
TORICO <7138> [東証G]がストップ高。同社はコミックを全巻セット販売するECサイト運営を手掛けるが、業績は今期で3期連続の営業赤字予想と苦戦を強いられている。ただ、株価は200円未満での推移が続いており、流動性も高いことで個人投資家を中心とした短期資金のターゲットとして人気素地を内包していた。そうしたなか、17日取引終了後にShooting Star1号投資事業有限責任組合を割当先とする229万8708株の第三者割当増資(発行価格は143円)を実施することを開示。また、同日に新たに暗号資産投資事業の推進を目的とした100%出資子会社設立を決議したことも併せて発表しており、これを手掛かり材料に投資資金が集中する形となった。
■石油資源 <1662> 1,526円 (+158円、+11.6%)
東証プライムの上昇率2位。石油資源開発 <1662> [東証P]が3日ぶり急反騰。同社は18日午後2時、海外の孫会社を通じ、米国コロラド州とワイオミング州でタイトオイル・ガス資産を保有する企業の全持ち分を取得し、連結子会社(孫会社)とすると発表した。今後、オペレーターとしてタイトオイル・ガスの開発・生産を行う。27年3月期は200億円程度の営業利益への寄与を見込んでいるとしており、好感された。Vedad Resources Intermediate Holdings社の全持ち分を取得する。取得価額は約13億ドルで、自己資金及び借入金で充当する予定。取得するタイトオイル・ガス資産の現時点の生産量はネットで約3万5000boed。このうち7割が軽質原油及びNGLとなる。今後の追加開発により、30年前後には約5万boedまで増加する見込みとしている。
■協立情報通信 <3670> 2,115円 (+167円、+8.6%)
協立情報通信 <3670> [東証S]が4日続急伸。17日取引終了後、26年3月期単独業績予想について営業利益を3億6000万円から4億4000万円(前期比47.7%増)へ上方修正すると発表。ソリューション事業における更新需要の取り込みやクロスセルの強化に伴う収益性向上などが要因。売上高については従来予想を据え置いた。また、配当予想を55円から65円(前期55円)に増額した。
■CSHD <3810> 298円 (+23円、+8.4%)
サイバーステップホールディングス <3810> [東証S]が3日ぶり急反発。同社は17日の午前11時30分ごろ、子会社のトレバがオンラインクレーンゲームサービス「トレバ」のサービス品質向上及び利用者体験の強化に向け、外部パートナーとの協力を含む各種施策の検討を開始したと発表しており、改めて評価されたようだ。これは、ファンクラブ運営などの実績を持つロム・シェアリング(東京都港区)と協力し、コラボレーション企画やアプリの改善、オンラインイベントなど新たな価値創出に向けた取り組みを検討するもの。具体的には「アーティスト・タレントとのコラボレーション施策の検討」「オンラインイベントやコミュニティ連動による新たな利用体験の検討」「アプリ操作性・視認性向上を中心としたUI/UX改善の検討」などとしている。
■鎌倉新書 <6184> 606円 (+42円、+7.5%)
東証プライムの上昇率6位。鎌倉新書 <6184> [東証P]が急反発。同社は18日午後3時、SOMPOホールディングス <8630> [東証P]と資本・業務提携契約を締結すると発表。大手損保との提携による業績へのポジティブな影響を期待した買いが集まった。SOMPOを割当先として213万1372株を1株576円で発行するほか、自社株198万8126株を処分し、SOMPOに割り当てる。SOMPOの議決権比率は10%となり、第2位の株主になる見通し。出資額は23億7283万円で、提携開始日は来年2月1日を予定。SOMPOの顧客を対象に終活に関する情報提供や相談、紹介などのサービスを展開していく。
■オイシックス <3182> 1,499円 (+98円、+7.0%)
東証プライムの上昇率7位。オイシックス・ラ・大地 <3182> [東証P]が3日ぶり急反発。17日の取引終了後、米運用会社のグランサム、マヨ、ヴァン オッテルロー アンド カンパニー(GMO)がオイシックスの株式について、議決権ベースで10.17%を保有する大株主となったと発表。投資家重視の事業運営が加速するとの期待が広がり、買いを誘う形となった。リクルートホールディングス <6098> [東証P]傘下のリクルートが保有するオイシックス株式の一部を譲渡した。オイシックスは米運用会社が大株主となったことについて「資本市場との対話をより一層深化させ、これまで以上に資本市場の視点を取り入れた経営規律の強化を図るとともに、経営へのコミットメントを明確に示す一助となるものだ」とコメントしている。
■SHIFT <3697> 960円 (+46.5円、+5.1%)
東証プライムの上昇率10位。SHIFT <3697> [東証P]が続急伸。ソフトウェアのテスト受託事業を主力展開するが、金融機関向けなどが好調で業績はトップラインの目覚ましい伸びが続いている。営業利益も24年8月期こそ9%減益と7期ぶりの減益を強いられたとはいえ、ここ10年来高成長路線をひた走る状況だ。26年8月期について売上高は前期比16%増の1500億円見込みと過去最高更新基調に変化はなく、営業利益についても会社側は開示していないものの2ケタの利益成長でピーク利益更新が有力とみられている。しかし、業績好調を極めているにもかかわらず、株価は需給要因から8月中旬を境に一方通行の下落を余儀なくされてきた。今月に入ってからは税負担軽減を狙った損益通算目的の売りが加わり、週明け16日には885円の年初来安値をつけた。しかし、「足もとで損益通算の動きは一巡した気配がある」(ネット証券ストラテジスト)という指摘も出ており、オーバーシュート気味に売られた反動が株価のリバウンドに反映されていたもようだ。また、同社株は積み上がった信用買い残がターゲットとなりやすく、貸株市場を経由した空売り攻勢を甘受する傾向が強い。24年の年初から夏場まで8ヵ月にわたり下げ続けたが、この時も収益面の変調はあったが、仕掛け的な空売りによる影響が大きかったとみられる。今年の夏場以降の下げも同様で、12月は損益通算絡みでダメ押し的な下げに見舞われたが、足もとで機械的な売りは一巡した感触もある。市場では早晩、ショートカバーによる株価浮揚効果を期待する声も聞かれた。
■バイセル <7685> 4,515円 (+210円、+4.9%)
BuySell Technologies <7685> [東証G]が大幅続伸。17日取引終了後、11月の月次動向を発表した。「グループ出張訪問買取事業」の仕入れ高は前年同月比140%増と、引き続き高い伸びを維持した。出張訪問数も同86%増と好調だった。
■エン <4849> 1,537円 (+68円、+4.6%)
エン <4849> [東証P]が大幅高で7日続伸。17日の取引終了後、求人サイトのエンゲージと採用支援ツールのengageからなる「engage事業」について、カカクコム <2371> [東証P]による事業承継に向けた基本合意書を締結したと発表しており、事業の選択と集中に向けた動きを評価した買いが集まった。エンは吸収分割により事業を承継した子会社の株式の85.1%を2026年4月にカカクコムへ44億4900万円で譲渡する。また、カカクコムは既存の求人情報一括検索サービス「求人ボックス」と今回承継するengage事業との間に高いシナジー効果を見込み、求人領域での事業ポートフォリオの拡大と競争力強化を図る。エンは業績に及ぼす影響については現在精査中として、開示すべき事項が発生した場合は速やかに公表するとした。
■オンコリス <4588> 816円 (+36円、+4.6%)
オンコリスバイオファーマ <4588> [東証G]が4日ぶり大幅反発。17日の取引終了後、再生医療等製品として国内承認申請を行った腫瘍溶解ウイルス「OBP-301」に関する品質契約の締結内容を、富士フイルムホールディングス <4901> [東証P]傘下で販売提携先である富士フイルム富山化学と同日に合意したと発表しており、材料視した買いが集まった。富士フイルム富山化学と2024年2月に締結した日本国内での販売提携契約の関連契約として、OBP-301の品質確保の必要事項を具体的に定めており、市販後に適切な品質で円滑に供給できる体制を整備する。
■渋沢倉 <9304> 1,249円 (+53円、+4.4%)
澁澤倉庫 <9304> [東証P]が3日ぶり大幅反発。同社は18日正午、26年3月期の業績予想の修正を発表。今期の最終利益予想を従来の55億円から61億円(前期比24.3%増)に引き上げた。あわせて期末配当予想について従来の見通しから6円増額し30円に見直しており、評価されたようだ。フジテック <6406> [東証P]株に対する公開買い付けに応募し、投資有価証券売却益として26億5800万円を特別利益として計上する。一方、老朽化施設の解体工事に伴う特別損失の発生も織り込んだ。年間配当予想は54円となる。前期の年間配当は株式分割を考慮したベースで35円だった。今期の売上高と営業利益、経常利益の予想は据え置いた。
■フェローテク <6890> 4,810円 (+165円、+3.6%)
フェローテック <6890> [東証S]が大幅続伸。アクティビストとして知られる香港の投資ファンドのオアシス・マネジメントの保有割合が8.50%となったことが17日の取引終了後に明らかになり、思惑視した買いが入った。オアシスが関東財務局に提出した大量保有報告書によると、保有目的はポートフォリオ投資及び重要提案行為。報告義務発生日は10日となっている。
■ステムリム <4599> 256円 (+9円、+3.6%)
ステムリム <4599> [東証G]が大幅反発。17日の取引終了後、塩野義製薬 <4507> [東証P]に導出済みの再生誘導医薬開発品レダセムチドを利用した脂肪肝及び非アルコール性脂肪肝炎(NASH)に対する新規治療に関する用途特許が日本で登録されることになったと発表しており、好感した買いが集まった。現在開発が進んでいるレダセムチドの適応範囲の拡大を目的に特許を取得した。ステムリムによると、脂肪肝及びNASHは肥満や糖尿病の増加に伴い今後も患者数の増加が予測されている一方、現時点で有効な薬物治療はなく、新規治療薬や 再生医療の開発が急務になっているという。なお、ステムリムはあわせてペプチド医薬について急性期脳梗塞の患者を対象としたグローバル後期第2相試験の患者組み入れが完了した旨の連絡を塩野義から受けたと開示した後、記載内容を全部取り下げた。内部での情報共有が不十分であったため、作成途中の本来開示すべき内容と異なる情報を誤って公開したという。
■リクルート <6098> 8,849円 (+217円、+2.5%)
リクルートホールディングス <6098> [東証P]が続伸。日経平均が荒れた展開となっていたのを横目に、同社株は前週半ばを境に上値指向が強かった。人材派遣や販促支援のほか、求人情報検索エンジン「インディード」で米国中心に高水準の需要を獲得し、業績は2ケタ成長トレンドを続けている。「外資系証券も投資判断上位でフォローするところが相次ぎ、目標株価も総じて1万円台を上回っている」(中堅証券ストラテジスト)とし、海外機関投資家とみられる実需買い観測を裏付けていた。直近では、「シティグループが前週末に(リクルートの)目標株価を1万1000円(従前は1万400円)に引き上げており、改めて8000~9000円のゾーンでのもみ合いは買い場との判断が働いた」(同)との見方だ。11月7日にマドを開けて直近戻り高値8581円を形成した後に調整を入れていたが、今週に入ってその時の高値をクリアしてきたことでテクニカル的にも波動の強さを印象づけていた。
■フロンテオ <2158> 880円 (+19円、+2.2%)
FRONTEO <2158> [東証G]が続伸。同社は18日午前9時ごろ、参天製薬 <4536> [東証P]と新規標的分子探索やドラッグリポジショニングに関する共創プロジェクトを開始したと発表。今後の収益貢献を期待した買いが株価を押し上げたようだ。フロンテオのAI創薬支援サービスを活用し、眼科領域での医薬品研究開発の効率化と成功確率の向上を狙う。具体的には、フロンテオの「Drug Discovery AI Factory」をもとに新規標的分子候補を抽出。それに紐づくリポジショニング候補薬の探索を行い、革新的な治療薬の創出を目指す。
■大阪ソーダ <4046> 2,171円 (+39円、+1.8%)
大阪ソーダ <4046> [東証P]が3日ぶり反発。同社は17日の取引終了後、医薬品精製用シリカゲルの需要拡大に対応するため、尼崎工場と松山工場においてシリカゲル製造設備を新たに増設し、2028年2月に製造能力を現在の約2倍に引き上げると発表。これを材料視した買いが入った。投資金額は100億円超。肥満症治療薬では製薬企業が大規模な設備投資を進めており、インドなど新興国においても後発参入やバイオシミラーの開発が急速に進展している。こうした状況を踏まえてシリカゲルの需要が高まると判断。安定供給体制の確保とグローバルでの競争力強化を図る方針だ。同社の医薬品精製用シリカゲルは世界シェアの約70%を占める。これまでも両工場では製造能力の拡大に努め、25年度の製造能力を23年度比で約2倍に高めていた。
■モスフード <8153> 4,305円 (+70円、+1.7%)
モスフードサービス <8153> [東証P]が3日ぶり反発。同社は18日、New Innovations(東京都江東区)と次世代型店舗開発に向けた人工知能(AI)活用に関するパートナーシップを締結したと発表。これが株価の支えとなったようだ。この取り組みは、AIを活用することで国内約1300店の既存店舗における「ホスピタリティの進化」と「将来の店舗オペレーション高度化」を図るためのもの。New Innovationsとの連携により、複数領域で段階的に研究開発・店舗導入を進めるとしている。
■ライト <1926> 3,405円 (+40円、+1.2%)
ライト工業 <1926> [東証P]が反発。同社は17日の取引終了後、自社株249万7100株(発行済み株式総数の5.49%)を来年1月30日に消却すると発表。再放出など潜在的な需給悪化リスクが後退したとの見方から、株価の支えとなったようだ。
■TKP <3479> 1,727円 (+19円、+1.1%)
ティーケーピー <3479> [東証G]が3日ぶり反発。18日午後2時ごろ、株主優待制度を拡充すると発表した。株主優待対象施設に「Restaurant Takka」「TKP Restautant Takka Rooftop Bar」を追加する。既に発送済みの今年2月権利分の株主優待券で利用できるという。12月3日から適用する。
※18日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース
この銘柄の最新ニュース
リクルートのニュース一覧- 日経平均寄与度ランキング(大引け)~日経平均は大幅反落、アドバンテストやソフトバンクGが2銘柄で約298円分押し下げ 2025/12/18
- AI関連銘柄が売られ一時49000円割れ【クロージング】 2025/12/18
- 【↓】日経平均 大引け| 反落、米株安を受け半導体関連が売られる (12月18日) 2025/12/18
- 日経平均は反落、AI関連株を中心に下落 2025/12/18
- <動意株・18日>(大引け)=SHIFT、石油資源、エンなど 2025/12/18
マーケットニュース
おすすめ条件でスクリーニング
リクルートホールディングスの取引履歴を振り返りませんか?
リクルートホールディングスの株を取引したことがありますか?みんかぶアセットプランナーに取引口座を連携すると売買履歴をチャート上にプロットし、自分の取引を視覚的に確認することができます。
アセットプランナーの取引履歴機能とは
※アセプラを初めてご利用の場合は会員登録からお手続き下さい。