日経平均は大幅続落、米国株安や円高推移を受けて下げ幅は一時1500円超に
3日の米国株式市場は大幅反落。ダウ平均は626.15ドル安(-1.51%)の40936.93ドル、ナスダックは577.33ポイント安(-3.26%)の17136.30、S&P500は119.47ポイント安(-2.12%)の5528.93で取引を終了した。8月ISM製造業景況指数が予想を下回ったためハードランディング懸念も強まり、寄り付き後、下落。ダウは史上最
高値からの利益確定売りも加速し、終日売りが先行した。エヌビディアなど半導体セクターの売りもさらなる圧力となり、ナスダックも大きく売られ、終盤にかけて下げ幅を拡大。
米国株の大幅下落と為替の円高推移を受けて、東京市場は売り優勢で取引を開始した。日経平均は38000円台を割り込み、一時37122.33円まで下げ幅を拡大。フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が前日比7%超下げたことで、値がさ半導体株の下げが目立った。8月5日からの上昇に対する利益確定が先行し、プライム市場の売買代金は2.4兆円と久しぶりに2兆円台に乗せた。
日経平均採用銘柄では、ルネサスエレクトロニクス<6723>、ソシオネクスト<6526>、スクリーンHD<7735>、SUMCO<3436>、東京エレクトロン<8035>、ソフトバンクグループ<9984>など半導体株の下げが目立つ。このほか、古河電工<5801>、ディスコ<
6146>、フジクラ<5803>、東京電力HD<9501>、メルカリ<4385>、リクルートHD<6098>
などが下落した。
一方、円高メリット銘柄の一角であるニトリHD<9843>、イオン<8267>、花王<4452>、サッポロHD<2501>、明治ホールディングス<2269>などが上昇。このほか、バンダイナムコHD<7832>、ZOZO<3092>などが買われた。なお、日経平均採用銘柄で上昇したのは15銘柄に留まった。
全業種が下落するなか、鉱業、石油・石炭製品、証券・商品先物取引業、非鉄金属、電気機器の下げが目立った。
市場の先行き不安感を示す日経平均VIは一時31.84ポイントまで上昇したが、8月5日の70.69ポイントと比べると、さほど悲観論は高まっていない様子。足元の日経平均の上値が重くなっていたこともあり、利益確定売りが先行したと考える。前場の売買代金が2.4兆円と膨らんでいることから、買いもそれなりに入っている様子。市場では8月5日のような後場一段安が警戒されているが、8月30日時点の信用買い残は4兆円ほどに留まっていることから信用取引に絡んだ投げ売りはさほど入らないだろう。後場の東京市場は、為替の一段の円高進行とならない限り、落ち着きを取り戻すと想定。日経平均、TOPIXは下げ幅をやや縮小して大引けを迎えると考える。
<AK>
この銘柄の最新ニュース
リクルートのニュース一覧- 日経平均寄与度ランキング(前引け)~日経平均は大幅続伸、東エレクが1銘柄で約93円分押し上げ 今日 12:26
- ADR日本株ランキング~高安まちまち、シカゴは大阪比145円高の38615円~ 今日 08:24
- 【↑】日経平均 大引け| 反発、朝方に下値模索も急速に買い戻される (12月2日) 2024/12/02
- 日経平均寄与度ランキング(大引け)~日経平均は反発、アドバンテとTDKの2銘柄で約87円押し上げ 2024/12/02
- GPIFの株式運用比率の引き上げへの思惑で買われる【クロージング】 2024/12/02
#日経平均株価の見通し材料 の最新ニュース
マーケットニュース
- 13時の日経平均は815円高の3万9328円、ファストリが118.96円押し上げ (12/03)
- 東京株式(後場寄り付き)=日経平均株価は前場終値比で強含み推移 (12/03)
- 環境管理が一時S高、石破首相がPFAS対策とりまとめの意向を表明◇ (12/03)
- <みんかぶ・個人投資家の予想から>=「売り予想数上昇」1位にホンダ (12/03)
おすすめ条件でスクリーニング
リクルートホールディングスの取引履歴を振り返りませんか?
リクルートホールディングスの株を取引したことがありますか?みんかぶアセットプランナーに取引口座を連携すると売買履歴をチャート上にプロットし、自分の取引を視覚的に確認することができます。
アセットプランナーの取引履歴機能とは※アセプラを初めてご利用の場合は会員登録からお手続き下さい。