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2024/11/19 - トレンダ(6069) の関連ニュース。 会社概要田中隼人氏:みなさま、こんにちは。トレンダーズ株式会社取締役CFOの田中です。本日はお忙しい中、当社の決算説明会にお越しいただき、誠にありがとうございます。さっそくですが、2025年3月期第2四半期決算説明会を開始します。決算に関しては私から、事業に関しては社長の黒川よりご説明します。スライドは当社の会社

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【QAあり】トレンダーズ、マーケティング事業の成長により前年比2桁の増収増益 特にインフルエンサーマーケティングが大幅成長

投稿:2024/11/19 17:00

会社概要

田中隼人氏:みなさま、こんにちは。トレンダーズ株式会社取締役CFOの田中です。本日はお忙しい中、当社の決算説明会にお越しいただき、誠にありがとうございます。

さっそくですが、2025年3月期第2四半期決算説明会を開始します。決算に関しては私から、事業に関しては社長の黒川よりご説明します。

スライドは当社の会社概要です。当社は、25期目を迎えました。社員数は約200名、本社が恵比寿にあり、島根と仙台にもオフィスがあります。

トレンダーズグループの概要

続いて、当社グループの概要です。事業としては、マーケティング事業とインベストメント事業の2つを運営しています。今年9月に完全子会社として株式会社Mimi Beautyを設立し、「MimiTV」として運営していた事業を譲渡した上で、メディア名も「Mimi Beauty」へと変更しています。

これに伴い、本資料においては従来「MimiTV」と呼んでいた事業に関しては、すべて「Mimi Beauty」へと変更しています。

マーケティング事業の事業領域

マーケティング事業の事業領域です。既存中核事業である美容マーケティング領域と、新規事業であるメディカルマーケティング領域があります。

決算サマリー(2025年3月期 上半期)

2025年3月期上半期の決算概要です。グループ連結としては売上高30億600万円、営業利益は4億7,600万円です。売上高はYonYプラス11.6パーセント、営業利益に関してはYonYプラス38.4パーセントで増収増益となっています。

特に第2四半期にあたる7月から9月の3ヶ月においては、売上高がプラス18.2パーセント、営業利益はプラス76.4パーセントと、大幅な増益となっています。

通期の業績予想に対しては、売上高は想定どおり、各段階利益は上振れて進捗しています。

中核であるマーケティング事業においては、美容マーケティング領域が継続成長し、売上高はYonYプラス9.8パーセント、営業利益はYonYプラス36.7パーセントとなっています。

その中でもインフルエンサーマーケティングに関しては、売上高はYonYプラス30.6パーセントと、大幅に成長しています。

インベストメント事業では、第1四半期において営業投資有価証券1件を売却し、売上は5,500万円、利益は発生しておらず増収となっています。

業績概要

業績概要です。売上高・営業利益に関しては説明したとおりです。経常利益と親会社株主に帰属する当期純利益も同様にYonYプラス40パーセント程度で増益となっています。

通期連結業績予想に対する進捗(上半期時点)

上半期終了時点での連結業績予想に対する進捗です。売上高に関しては、計画どおりに推移しています。営業利益以下の各段階利益に関しては、販管費効率が改善したことにより、それぞれ計画を上回って進捗しています。

売上高推移(四半期)

売上高の四半期推移です。第2四半期に関しては14億9,000万円で、YonYプラス18.2パーセントです。その中でも注力領域であるインフルエンサーマーケティングに関しては、プラス46.4パーセント、「Mimi Beauty」はプラス20.3パーセントと、それぞれ順調に成長しています。

売上総利益推移(四半期)

売上総利益の四半期推移です。第2四半期に関しては8億1,200万円で、YonYプラス22.1パーセントとなっています。同様にインフルエンサーマーケティングはプラス49.7パーセント、「Mimi Beauty」はプラス19.3パーセントと、こちらもそれぞれ順調に成長しています。

販売費及び一般管理費推移(四半期)

販売費及び一般管理費の四半期推移です。第2四半期は5億3,300万円でYonYプラス5.1パーセントと、微増となっています。今期に関しては積極的に事業投資を行う期と位置づけ、これを継続しつつも、事業運営の効率化と人員生産性の向上に努めた結果、販管費は微増にとどまっています。

営業利益推移(四半期)

このような売上高、売上総利益、販管費を踏まえ、営業利益は2億7,900万円、YonYプラス76.4パーセントの大幅な増益となっています。ここまでのご説明のとおり、売上総利益が大幅に増益となった一方で、販管費は微増にとどまったため、大幅な増益になっています。

営業利益までご説明しましたが、我々としては第2四半期の決算として非常に良い数字をご報告できたと認識しています。

サービス別粗利(美容マーケティング領域・上半期)

美容マーケティング領域の上半期のサービス別粗利をご説明します。インフルエンサーマーケティングの美容カテゴリはYonYプラス38.4パーセント、「Mimi Beauty」はプラス7パーセント、美容カテゴリ全体ではプラス19.9パーセントと、順調に成長しています。

「Mimi Beauty」に関しては、第1四半期において反動減がありましたが、そこから回復して第2四半期はYonYプラス19.3パーセントとなっています。

Mimi Beautyの粗利推移(四半期)

「Mimi Beauty」の粗利推移です。第1四半期にはテレビCMを中心とした大型の認知拡大施策を合計2億200万円実施した反動により、売上高は微増、粗利は減少という結果になりました。

第1四半期の決算を見て、ご不安に思われた投資家のみなさまも多いかと思います。第2四半期に関しては、順調に事業が成長したことにより、粗利がYonYプラス19.3パーセントと再び成長トレンドに入っています。

美容カテゴリの粗利構成比

近年は美容カテゴリへの特化戦略を敷いており、その結果、当カテゴリの粗利構成比は約9割に近づいています。

従業員数推移/一人当たり粗利推移(美容カテゴリ)

従業員数推移と1人当たり粗利の推移です。こちらはつまり生産性を示しているグラフです。

上半期では、従業員1人当たりのマーケティング事業における粗利は2024年3月期上半期から6.3パーセント増加しています。中でも注力領域である美容カテゴリに関しては19.2パーセントの増加となっており、生産性が順調に向上しています。

貸借対照表

B/Sの状況です。スライドに記載のとおり、現預金は毎月の固定費の約13ヶ月分を確保しており、自己資本比率も60パーセントを超えていることから、引き続き健全な財務状態を保っています。

マーケティング事業の事業領域

黒川涼子氏:みなさま、こんにちは。代表取締役社長の黒川です。私からはマーケティング事業の概要と取り組みについてご説明します。

スライドは再掲ですが、マーケティング事業の事業領域を示したものです。既存の美容マーケティング領域と新規領域であるメディカルマーケティング領域の2つを展開しています。

美容マーケティング領域においては、美容化粧品メーカーに向けたデジタル・SNSマーケティングのご支援を行っています。メディカルマーケティング領域においては、自由診療クリニックのマーケティングのご支援・運営DX支援とクリニック専売品の開発・販売を行っています。

市場環境サマリー

美容マーケティング領域についてご説明します。当社が美容マーケティング領域に集中・注力している背景としては、近年、化粧品業界の広告費のデジタル・SNSシフトが加速している点があります。

その裏付けとして、スライドに記載のとおり、市場環境としてはインターネット広告市場やインフルエンサーマーケティング市場が伸びている点に加え、SNS利用者および利用時間も増えています。そのような中で、化粧品に関する情報収集においても、SNSが購買に与える影響力が年々増加しています。

広告費のデジタルシフト・SNSシフト

具体的には、近年の傾向として、化粧品メーカーや化粧品ブランドの広告費の配分では、従来と同じ予算の中で、テレビCMや雑誌広告といったマス広告よりもデジタル広告に予算が割かれる比率が増加しています。そして、特にその中でもインフルエンサー・SNS広告の比率が増加しています。

美容マーケティング領域のターゲット市場

このような背景を踏まえ、当社では美容マーケティング領域のターゲットとなる市場はグロスで500億円規模と認識しています。

美容マーケティング領域の提供ソリューション

美容マーケティング領域における提供ソリューションについてご説明します。化粧品ブランドの主なマーケティング施策としては、スライド左部に記載のとおり、商品発表会・イベント、TVCM、雑誌広告に加え、近年ではデジタル施策・SNS施策への予算の投下が伸びています。

当社はマーケティング施策の中でも、デジタル施策・SNS施策に特化し、自社メディアである「Mimi Beauty」とインフルエンサーネットワーク「LIN」にSNS広告を掛け合わせるかたちでソリューションのご提供を行っています。

美容メディア「Mimi Beauty」

我々が提供するソリューションについてご説明します。1つ目は美容メディアの「Mimi Beauty」です。先ほどCFOの田中からご説明したとおり、この度、「Mimi Beauty」を完全子会社として設立しました。さらに、従来「MimiTV」というメディア名で展開してきましたが、2024年10月より「Mimi Beauty」に名称を変更しています。

基本的なメディア運営方針や提供するソリューションに変わりはありませんが、我々の強みである「Mimi Beauty」の総フォロワー数583万人を活用したUGCの創出や、SNS広告施策など、さまざまなソリューションを提供しています。

「Mimi Beauty」SNSフォロワー数推移

「Mimi Beauty」のSNSフォロワー数推移です。収益の源泉として我々が特に注力しているのが「X」と「Instagram」ですが、この2つのプラットフォームにおいてフォロワー数が堅調に推移しています。

インフルエンサーネットワーク「LIN」

もう1つのソリューションであるインフルエンサーネットワーク「LIN」についてご説明します。当社はミドルからマイクロインフルエンサーの方々約1万3,000名を中心とした、独自インフルエンサーネットワークを保有しています。

当社の特徴と強みは、1つのプラットフォームに依存するのではなく、「Instagram」「X」「YouTube」「TikTok」と、あらゆるSNSプラットフォームを網羅し、クライアントの商材やターゲット特性に合わせた最適なプランニングとソリューションをご提供していることです。

SNSプラットフォーム別売上比率

SNSプラットフォーム別の売上比率です。スライド左側が2024年3月期通期、右側が2025年3月期上半期の比較となっています。大きな変更はありませんが、当社が注力している「TikTok」が、前年通期と比較してプラス1.8パーセント伸長し、全体に占めるシェアが10パーセントと2桁に達したことは大きな変化だといえます。

先ほどもお話ししましたが、我々は1つのプラットフォームに依存することなく、トレンドや施策に合わせて各プラットフォームを活用し、事業を展開していきます。

美容マーケティング領域の成長戦略

美容マーケティング領域の成長戦略として、1ブランド当たりの受注額の向上と取引ブランド数の拡大を図っています。

具体的な施策として、スライド左側には1ブランド当たりの受注額の向上に向けた施策を記載しています。資本業務提携を結んでいるアイスタイル社との共同メニュー開発や、新たなマーケティングメソッド・ソリューションの開発、さらに各プラットフォーム・流通との連携強化を行っています。

右側は取引ブランド数の拡大に向けた施策で、同じくアイスタイル社との連携、メディア名を変更した「Mimi Beauty」のさらなる認知拡大、インフルエンサーマーケティングのソリューションの強化を図っています。

アイスタイル社との資本業務提携について

アイスタイル社との資本業務提携についてです。株式会社アイスタイルとトレンダーズは、2024年2月に資本業務提携契約を締結しました。

アイスタイル社との資本業務提携について

資本業務提携の目的は、美容業界における新たな顧客体験の創出です。その中で、まずは両社共同で新たなマーケティングソリューションを開発していきます。

また、アイスタイル社がすでにグローバルビジネスを展開しているため、この提携により「SNS×グローバル」のビジネスをさらに進化させていきます。そして、両社の顧客やビジネス領域を連携させることにより、美容経済圏をさらに拡大していきます。

アイスタイル社との連携進捗

アイスタイル社との連携進捗です。足元の取り組みとしては、アイスタイル社の既存の取引ブランドに対し、当社の「Mimi Beauty」やインフルエンサーマーケティングなどのソリューションを提供しています。反対に当社の既存の取引ブランドに対しては、アイスタイル社のソリューションを提供していくことで相互連携を図っています。

特に第2四半期においては連携にかなり進捗がありました。具体的には、今年8月からアイスタイル社の韓国子会社であるGlowdayz社との共同の取り組みを開始し、8月から10月の3ヶ月間で新たに韓国コスメ17ブランドとの取引を開始しています。

韓国コスメのブランドは、引き続き日本市場に向けて非常に積極的な進出とマーケティングの展開を行っています。しかし、韓国国内では「X」の活用の中でも、特に日本では当たり前になっている美容情報を「X」で発信・収集する文化がまだ浸透していません。そのため韓国ブランドは「『X』×美容情報」のリテラシーがまだ低く、実績がありません。

そこに対して、当社は「Mimi Beauty」を中心に日本国内の「X」のマーケティングを支援しており、現在非常に引き合いも多く、数多くのブランドとの取引が始まっています。

また、当社の取引ブランドに対するアイスタイル社のソリューション提供については、今年3月から10月に、我々の既存取引ブランドに対してアイスタイル社の広告メニューを累計約1億4,000万円アップセルしています。

このような実績ができることで、さらに他のブランドに対する横展開につながると考えており、今後このようなアップセルがさらに加速していくものと考えています。

マーケティング・運営DX支援の取り組み実績

新規領域であるメディカルマーケティング領域についてご説明します。メディカルマーケティング領域については、2022年9月に開院した毛髪再生クリニック「銀座ステムファインクリニック」と、2023年10月に開院したアートメイククリニック「ars clinic TOKYO/GINZAMaison」で、SNSの広告運用やサイト制作などのマーケティングの支援、オンライン予約システムの導入やCRMの導入などの運営DXの支援を行っています。

毛髪再生の新治療メニュー『ReGrowメソ』を開発

具体的な取り組みです。毛髪再生の領域において、当社が国内の研究機関と共同で開発した毛髪再生の新治療メニュー「ReGrowメソ」を、2024年9月から「銀座ステムファインクリニック」にて提供開始しています。

スライドにモニター画像を載せています。我々で実施したモニターにおいても、かなり実際の効果が出ており、モニターのみなさまにも効果を非常に強く実感していただいている状況です。

メディカルマーケティング領域の成長戦略

メディカルマーケティング領域の成長戦略です。今、非常に注目を集めている自由診療領域では幅広いメニューの提供がありますが、当社は毛髪再生とアートメイクの2つのカテゴリに特化して事業展開をしていきたいと考えています。

以上、マーケティング事業の取り組みについてご説明しました。美容マーケティング領域については継続した成長を、メディカルマーケティング領域では収益化を目指しながら、さらなる事業拡大を図っていきたいと考えています。引き続きご支援のほどよろしくお願いします。

質疑応答:インフルエンサーマーケティング成長の背景について

「第2四半期のインフルエンサーマーケティングの成長率が高くなった背景や要因を教えてください」というご質問です。

サービス別粗利において、インフルエンサーマーケティングの美容カテゴリについては、粗利がYonYプラス38.4パーセントとなっています。

こちらの背景として、化粧品ブランドがマーケティングに割く予算の中で、インフルエンサーに割く予算がもともとアップトレンドにありましたが、さらに予算投下が増えています。

その中で、当社ではインフルエンサーのキャスティング力やプランニング力の強化により、既存の取引ブランドとの取引金額が増えており、新たな取引によりブランド数自体も拡大しています。

配信元: ログミーファイナンス

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