<話題の焦点>=直近東証1部指定銘柄に注目、伸び盛り企業を改めて評価
個別銘柄では、環境調査・分析大手のいであ<9768.T>に注目。同社は、2006年に国土環境と日本建設コンサルタントが合併し、環境コンサルタント、建設コンサルタントを総合化して手掛けている。17年12月期は豊富な受注残を抱えているうえに、新規受注も好調な推移をみせている。外注費の圧縮で採算改善も進めることにより、連結業績は売上高174億円(前期比5.6%増)、営業利益13億5000万円(同20.1%増)を見込む。株価指標では、PER9倍台、PBR0.5倍台と割安水準にある。22日に東証1部に指定替えとなる。
エイチワン<5989.T>は、06年にヒラタと本郷が合併した車体骨格部品を主力とする自動車部品メーカーで、ホンダ<7267.T>向けを主力としている。同社は2月9日、17年3月期の連結業績予想について上方修正を発表。売上高を1730億円から1740億円(前期比13.1%減)へ、営業利益を60億円から80億円(同31.9%増)へ増額した。第3四半期業績が大幅増益となったことに加えて、中国における増産効果や日本での生産コスト低減効果などが寄与する見通し。続く18年3月期も北米向けでの好調が見込まれる。PERは9倍台と割安水準にある。6日から市場1部に指定替えとなった。
メディアスホールディングス<3154.T>は、先端医療装置から消耗品まで医療関連機器を手掛けている。同社は1月31日、17年6月期第2四半期累計(16年7~12月)の連結業績を上方修正した。売上高を807億円から810億円(前年同期比5.9%増)へ、経常利益を4億7000万円から5億7000万円(同3.2%増)へ増額した。消耗品販売のベースアップや、設備備品の販売が堅調に推移したほか、当初第3四半期に予定していた大型備品案件が第2四半期累計期間に前倒しになったこともあり、売上高は当初予想を上回った。利益面については、コスト抑制の取り組みなどにより販売費および一般管理費が想定を下回ったことが寄与している。21日に市場1部に指定替えとなる。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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