東京綱、今期経常を一転52％減益に下方修正

　東京製綱 <5981> が10月29日後場(13:00)に業績修正を発表。19年3月期の連結経常利益を従来予想の34億円→15億円(前期は31.1億円)に55.9％下方修正し、一転して51.8％減益見通しとなった。
　同時に、4-9月期(上期)の連結経常損益も従来予想のトントン→0.1億円の赤字(前年同期は10.5億円の黒字)に下方修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　平成31年3月期第2四半期(累計)連結業績予想におきましては、主に台風21号に伴う当社工場の操業停止による影響や棚卸資産の毀損等による損失及び建物の原状回復費用を見込んだ結果、前回予想を下回る業績見込みとなりました。なお、当該損失の一部は、損害保険により補填される見込みですが、現在調査中のため、上記予想には算入しておりません。平成31年3月期通期連結業績予想につきましては、6月以降の中国ＰＶ市場の停滞が想定以上に継続していること、また、成長戦略として注力しておりますCFCC（炭素繊維複合材）事業、海外インフラ事業の受注遅れを勘案した結果、当社スチールコード、開発製品の両事業での収益が前回予想を下回る見込みであること、並びに、上記の台風被害の影響を考慮し、業績予想を修正するものです。なお、配当予想につきましては、修正はありません。（注）上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報により作成したものであり、実際の業績は今後様々な要因によって異なる可能性があります。