三協立山、上期営業を6.3倍上方修正、通期も増額

　三協立山 <5932> が12月15日大引け後(15:00)に業績修正を発表。21年5月期第2四半期累計(6-11月)の連結営業利益を従来予想の3億円→19億円(前年同期は29.7億円)に6.3倍上方修正し、減益率が89.9％減→36.1％減に縮小する見通しとなった。
　上期業績の好調に伴い、通期の連結営業利益も従来予想の3億円→19億円(前期は20.1億円)に6.3倍上方修正し、減益率が85.1％減→5.7％減に縮小する見通しとなった。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2020年10月6日の公表時点では、国内外の経済活動が段階的に再開され始めているものの、景気は前年度を下回る水準で推移し、当社事業が関わる国内外の市場の回復には時間を要することを前提としておりました。　第2四半期においては、国内の建築市場やアルミニウム押出形材市場、また国内外の自動車販売で当初想定以上の回復が見られたことや、小売業の人手不足に対する店舗の省人化・省力化に向けた投資が進んだことなどから、第2四半期連結累計期間の売上高、営業利益は前回の業績予想を上回るものと見込んでおります。第3四半期以降においては、国内外の経済活動が徐々に再開されてはおりますが、足元で新型コロナウイルス感染症の感染が再拡大していることから、当社事業が関わる国内外の市場に引き続き影響を及ぼすものと想定しております。これらを踏まえ、現時点で入手可能な情報や予測に基づき、売上高、営業利益の予想を修正することといたしました。　なお、10月6日の公表時点では、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益の通期連結業績予想を第2四半期決算発表時に公表する予定としておりましたが、現時点では各種収益改善施策、欧州事業の改革などについて引き続き詳細を検討中であり、通期連結業績予想につきましては算定が可能になった時点で速やかに公表いたします。（注）上記の予想は、本資料の公表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績等は、今後様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。