<話題の焦点>=浸水対策より重要に、6~7月降雨量は平年以上
四国、中国、近畿地方は平年よりも梅雨入りが早く、前年8月に土砂崩れによる大規模な災害に見舞われた広島などは、特に警戒を強めている。
日本気象協会の長期予報によると、6~7月の降雨量は全国的に平年並み、あるいは平年より多い見通しとなっている。6月は北日本と東日本、西日本では平年より曇りや雨の日は少ないが、沖縄・奄美は雨の日が多い。7月は沖縄・奄美で晴れの日が増えるものの、北日本、東日本、西日本など全国的に平年よりも曇りや雨の日が増加。8月も日本海側ですっきりしない天気が続くという。
例年、梅雨シーズン終盤に大雨になるケースが多く、また、局地的な豪雨になる傾向が強まっている。梅雨が明けても都市部を中心にゲリラ豪雨が警戒され、その後は本格的な台風シーズンを迎えることになる。水害・浸水対策の重要性はさらに強まってきている。
◆浸水対策関連銘柄
銘柄<コード> 取組み内容
不動テトラ<1813.T> 河川増水による浸水対策に実績
大豊建設<1822.T> 雨水貯留槽やポンプ場などの建設に独自技術
日特建設<1929.T> 河川の護岸補強や堤防耐震化などで優位
日本上下水道<2325.T> 豪雨に対応する下水道整備をコンサル
ウェザーニューズ<4825.T> 世界的民間気象企業で豪雨情報を提供
トーヨーギョー<5287.T> 路面冠水抑制システムを開発
文化シヤッター<5930.T> 通用口に設置する止水ドアを扱う
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
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