東京株式(前引け)=続伸、前場後半に買い気強まるも上値に重さ
きょう前場の東京株式市場は、売り買い交錯で始まり、前日終値を挟んでもみ合った後、買いが徐々に優勢となった。ただ、前日の米国株市場ではNYダウ、ナスダック指数いずれも反発したが上値は重く、足もと円高含みに推移する外国為替市場を横目に主力株への買いは限定的だった。27日発表された12月の米消費者信頼感指数は市場コンセンサスを下回ったことでやや警戒感が出ており、新年に発表される米雇用統計などの結果を確認したいというニーズが市場にはある。一方、個別物色意欲は旺盛で個人投資家資金が小型株への買いを活発化させている。前場終盤に買い気が強まり、日経平均は上げ幅を拡大したものの30円強の上昇にとどまった。
個別ではソフトバンクグループ<9984.T>が堅調、住友金属鉱山<5713.T>も商いを集め上昇した。SGホールディングス<9143.T>が買われ、エーザイ<4523.T>、ニトリホールディングス<9843.T>なども上昇した。ミタチ産業<3321.T>、ヒマラヤ<7514.T>が大幅高、横河ブリッジホールディングス<5911.T>、サイボウズ<4776.T>も値を飛ばした。Hamee<3134.T>も高い。半面、任天堂<7974.T>が大商いも軟調、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクも売りに押された。オプトラン<6235.T>は急落、ヤーマン<6630.T>、カチタス<8919.T>も大きく下げた。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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