ホッカンＨＤが大幅反発し年初来高値、洋缶ＨＤと経営統合

　ホッカンホールディングス<5902.T>が大幅反発し年初来高値。２５日の取引終了後、東洋製缶グループホールディングス<5901.T>と経営統合することで基本合意したと発表しており、これを材料視した買いが入っている。

　製缶国内首位の洋缶ＨＤと２位のホッカンＨＤの統合は、少子高齢化の影響などで国内の食品や飲料缶需要が縮小していることが背景にある。統合により両社はコスト競争力を強化するほか、グローバル展開や技術・研究開発の強化などを図るという。なお、今後は１６年末までに最終契約を締結し、１７年４月をメドに洋缶ＨＤを株式交換完全親会社、ホッカンＨＤを株式交換完全子会社とする株式交換を実施する予定で、株式交換後、ホッカンＨＤは上場廃止となる。

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）