日経平均;32928.92;+153.10TOPIX;2349.40;+6.71
[寄り付き概況]
6日の日経平均は153.10円高の32928.92円と4日ぶり反発して取引を開始した。前日5日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は79.88ドル安の36124.56ドル、ナスダックは44.42ポイント高の14229.91で取引を終了した。JOLT求人件数が予想を下回り労働市場の鈍化が明らかになり、景気減速を警戒した売りに寄り付き後、下落。ダウは終日軟調に推移した。ただ、長期金利の低下でハイテクは買い戻され、ナスダックは上昇に転じ相場の下値を支えまちまちで終了した。
今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場でダウ平均が下落したが、米長期金利の低下を受け、ハイテク株比率が高いナスダック総合指数が反発したことが、東京市場でハイテク株やグロース(成長)株の株価を支える要因となった。また、日経平均は昨日までの3日続落で700円を超す下げとなったことから、押し目待ちの買いも入りやすかった。一方、昨日の米株式市場でダウ平均が続落となったことが東京市場の株価の重しとなった。また、昨日の日経平均が25日移動平均線を割り込んだことから、相場の基調は強くないとの見方もあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。今日は、QPS研究所<5595>が東証グロースに上場した。
セクター別では、精密機器、倉庫運輸関連、鉄鋼、電気機器、医薬品などが値上がり率上位、海運業、陸運業、非鉄金属、建設業、繊維製品などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、レーザーテック<6920>、ニトリHD<9843>、富士通<6702>、スクリーンHD<7735>、野村マイクロ<6254>、第一三共<4568>、HOYA<7741>、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、ニデック<6594>、神戸鋼
<5406>、信越化<4063>、SMC<6273>、JFE<5411>、アドバンテスト<6857>などが上昇。他方、GSユアサ<6674>、川崎船<9107>、資生堂<4911>、ゼンショーHD<7550>、郵船<9101>、三井住友<8316>、コマツ<6301>、ファナック<6954>、商船三井<9104>、武田薬<4502>、みずほ<8411>、東京海上<8766>、任天堂<7974>などが下落している。
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