■フジタコーポ <3370> 272円 (+52円、+23.6%) 一時ストップ高
フジタコーポレーション <3370> [東証S]が続急騰、一時ストップ高となった。18日取引終了後、株主優待制度を新設すると発表した。毎年3月末に100株以上を保有する株主を対象に、保有株数に応じてWEBクーポンを1000~1万円分贈呈する。これを好感した買いを集めた。
■BEENOS <3328> 4,070円 (+700円、+20.8%) ストップ高
東証プライムの上昇率トップ。BEENOS <3328> [東証P]がストップ高。日本経済新聞電子版が19日、「LINEヤフーは越境電子商取引(EC)大手のBEENOS(ビーノス)を買収する」と報じた。LINEヤフー <4689> [東証P]が2025年2月にもTOB(株式公開買い付け)を始め、全株式を取得して完全子会社にすると伝えた。買収額は500億円程度になる見通しとしており、株価に上乗せされるプレミアムを期待した買いが集まったようだ。BEENOSは同日、報道に関してコメントを開示。本日開催の取締役会において関連した決議を行っており、開示準備が整い次第、速やかに公表するとしている。東京証券取引所は19日、BEENOSの株式売買を同日午前11時54分から午後1時05分まで一時停止した。
■ネクスウェア <4814> 161円 (+25円、+18.4%)
ネクストウェア <4814> [東証S]が急反騰。19日午後1時ごろ、「鍵管理システムUI上での持出者顔画像表示」に関する特許について、IoTレンタル事業などを手掛けるキッズウェイ(愛知県瀬戸市)と共同で出願したと発表した。権利の持ち分は両社50%ずつ。この発表が材料視された。
■AndDo <3457> 1,116円 (+150円、+15.5%) ストップ高
東証プライムの上昇率2位。And Doホールディングス <3457> [東証P]がストップ高。同社は18日の取引終了後、第一生命ホールディングス <8750> [東証P]との資本・業務提携の契約締結を発表した。あわせて、取得総数105万3000株(自己株式を除く発行済み株式総数の5.29%)、取得総額14億円を上限とする自社株買いを2025年1月14日から9月19日の間に行うと開示した。生保大手との協業による事業拡大などを期待した買いが集まったようだ。AndDoは市場から取得した自己株式を第一生命HDに割り当てる方針。第三者割当を実施するうえで十分な自己株式を市場から取得できなかった場合は、不足分において新株を発行する。またAndDoの会長が保有する自己株式207万8600株(発行済み株式総数の10.44%)を売り出し、第一生命HDが取得する予定。9月30日の段階で第一生命HDの議決権割合は15.74%となる見通し。両社はリバースモーゲージ保証やハウス・リースバック、不動産売買などで協業を推進。不動産を活用した金融サービスの拡大に向けて共同で取り組む。
■DWTI <4576> 235円 (+31円、+15.2%)
デ・ウエスタン・セラピテクス研究所 <4576> [東証G]が5日続急騰。年初来高値を更新した。同社は18日の取引終了後、子会社の日本革新創薬による未熟児網膜症やアナフィラキシーショックなどの診断・検査に関する特許が、台湾において成立したと開示。これを手掛かりした買いが入ったようだ。発明名称は「トリプターゼ活性測定用基質」。すでに日本や中国、香港で特許が成立しているが、今回の特許成立により開発の進展が見込まれるとしている。
■雨風太陽 <5616> 1,142円 (+150円、+15.1%) ストップ高
雨風太陽 <5616> [東証G]がストップ高。18日取引終了後、今年12月末時点の株主から株主優待制度を導入すると発表しており、これが好感された。毎年12月末時点に100株以上保有する株主を対象に、自社の産直ECサイト「ポケットマルシェ」で利用可能なクーポン券を、保有する株数に応じて2000~1万円分贈呈する。
■クラダシ <5884> 319円 (+39円、+13.9%) 一時ストップ高
クラダシ <5884> [東証G]が4日ぶり急反騰、一時ストップ高となった。同社は18日取引終了後、再生可能エネルギー事業(系統用蓄電池事業など)への参入検討を始めたと発表しており、これが材料視されたようだ。検討しているのは、再生可能エネの導入拡大と電力需給の安定化に向けた系統用蓄電池による蓄電所の建設・運用など。事業モデル、スキーム、事業開始のために支出する費用などの詳細については、決まり次第速やかに公表するとしている。
■平和 <6412> 2,410円 (+268円、+12.5%)
東証プライムの上昇率3位。平和 <6412> [東証P]が急反騰。18日の取引終了後、アコーディア・ゴルフ(東京都品川区)の親会社PJC Investmentsの全株式を米フォートレス・インベストメント・グループから取得し子会社化すると発表。これが好材料視された。アコーディア・ゴルフはゴルフ場を173カ所運営する国内最大のゴルフ場運営会社。平和子会社のPGMホールディングスが保有するゴルフ場148カ所と合わせる321カ所と世界最大の規模になる。取得価額は概算で5120億円(アドバイザリー費用等を含む)。ゴルフ事業の売上高構成比率や利益構成比率を高め、グループの事業基盤の強化を図る構えだ。
■シード <7743> 510円 (+52円、+11.4%) 一時ストップ高
東証プライムの上昇率4位。シード <7743> [東証P]が急騰、一時ストップ高となった。19日付の日本経済新聞電子版で「東京農工大とシードの共同研究でコンタクト型ディスプレーを開発」と報じられており、これを材料視する買いが入ったようだ。目の角膜部分に直接載せて使うマイクロディスプレーを東京農工大の高木康博教授と共同で開発したという。記事によると、現在は基幹技術の開発を終えて生産技術の開発を進めている段階だが、将来はデバイスメーカーなどと組んで製品化を目指すとしている。
■大石産業 <3943> 1,091円 (+97円、+9.8%) 一時ストップ高
大石産業 <3943> [東証S]が3日ぶり急反発、一時ストップ高となった。19日午後2時ごろ、配当方針について連結純資産配当率(DOE)を「1.5%以上を目安」から「2.0%以上を目安」に変更すると発表した。26年3月期の中間・期末配当から適用する。あわせて、25年3月期に創業100周年記念配当を実施すると発表した。従来16円としていた期末配当予想に記念配当15円を上乗せし、31円とする。これら発表を好感した買いが集まった。
■黒田グループ <287A> 968円 (+73円、+8.2%)
黒田グループ <287A> [東証S]が続急伸。同社は17日に東証スタンダード市場に新規上場した直近IPO銘柄で、液晶用配向膜印刷版などの製造事業と、電子部品や電子材料を販売する商社事業を展開。初値は公開価格700円を26.4%上回る885円となり、翌18日に続き、この日も値を上げた。18年3月に投資ファンドが東証1部に上場していた黒田電気をTOB(株式公開買い付け)により非公開化した後、持ち株会社体制に移行し商号を黒田グループに変更、このたび再上場を果たした。安定的な配当を実現するためDOE(株主資本配当率)を採用し目標水準を7%とし、数年間は配当を維持または増額する累進配当を想定。今期配当は60円を予定しており、足もとの配当利回りは6%台と高く物色人気を集めた。
■ピアズ <7066> 712円 (+49円、+7.4%)
ピアズ <7066> [東証G]が4日ぶり急反発。18日の取引終了後、10月10日に発表した自社株買いについて、取得枠の上限を現行の25万株または2億円から59万株(発行済み株式数の6.3%)または4億円へ拡大すると発表しており、これを好感する買いが入ったようだ。なお、25年4月14日までとする取得期間は据え置いた。
■メタプラ <3350> 3,770円 (+250円、+7.1%)
メタプラネット <3350> [東証S]が急反発。同社は19日、同社の株式について、米OTCマーケッツ・グループが運営するOTC市場(OTCQX)で取引が開始されることを確認したと発表。これを材料視した買いが入った。資金管理戦略の一環として ビットコインを保有する同社は、今後のビットコインの購入に向けて発行可能株式数の拡大を13日の臨時株主総会で決議した。海外からの機関投資家や一般投資家に対し、メタプラの株式への投資機会を提供することが有益で、企業価値の向上につながると判断したとしている。
■くすりの窓口 <5592> 1,459円 (+97円、+7.1%)
くすりの窓口 <5592> [東証G]が続急伸。同社は18日の取引終了後、25年3月期の連結業績と配当予想の上方修正を発表。これを好感した買いが入ったようだ。今期の売上高予想を5億円増額して105億円(前期比20.4%増)、最終利益予想を1億200万円増額して11億1900万円(同28.6%増)に引き上げた。年間配当予想は1円40銭増額して15円40銭(同15円40銭増配)とした。メディア事業では、オンライン服薬指導が備わった商品の追加導入が増えたほか、基幹システム事業において補助金交付対象である機能の追加により顧客の需要が拡大。収益が上振れする見込みとなったという。あわせて同社は、連結子会社のヘルパーリンクの株式譲渡についても発表。業績への影響は軽微としている。
■日産自 <7201> 444.8円 (+27.2円、+6.5%)
東証プライムの上昇率8位。日産自動車 <7201> [東証P]が続急伸。前日18日にホンダ <7267> [東証P]との経営統合に向けた協議入りが報じられ、ストップ高に買われた。その後日本経済新聞電子版は18日夜、「ホンダと日産自動車は23日にも経営統合に向けた協議に入る」と報道。NHKは19日早朝、両社は来週にも基本合意書を締結し、具体的な交渉に入る見通しだと伝えている。日産自に対しては統合によるプラス効果を期待した買いが続いている。S&Pグローバル・レーティングは18日、経営統合が実現した場合、日産自の信用力に対してはポジティブな影響をもたらす一方、ホンダの信用力に対してはネガティブな影響をもたらすとの見解を示した。ホンダは7日続落し、年初来安値を連日で更新した。
■精工技研 <6834> 6,240円 (+340円、+5.8%)
精工技研 <6834> [東証S]が続急伸。地合い悪のなかも我が道を行く展開で、年初から約4.5倍化した。時価は2004年の年初以来約21年ぶりの高値水準に突入している。世界的なデータセンター増設需要を背景に同社が製造する光通信用コネクターや検査装置などへの引き合いが旺盛となっている。同社が有する光学技術と精密加工技術を融合させた高度なテクノロジーが注目されているが、そのなか、これまで電気で行なっていた演算処理を光を用いた処理に置き換えることで、画期的な省電力化を実現する光電融合分野の研究開発でも先行している。米国株市場では量子コンピューター関連株に急騰銘柄が相次いでいるが、その関連銘柄の一角で光学・フォトニクスを活用した精密光学部品の開発製造を手掛けるシンテック・オプティクス・ホールディングス
■日本スキー <6040> 1,188円 (+63円、+5.6%)
日本スキー場開発 <6040> [東証G]が4日続急伸。年初来高値を更新した。日本政府観光局が18日に発表した11月の訪日外客数(推計)は318万7000人となった。前年同月比で30.6%増となり、11月として過去最高を記録。1~11月の累計では3337万9900人となり、これまでの過去最高だった2019年の年間累計を上回った。インバウンド需要が堅調に拡大するなか、日本スキーは17日にグループ会社が運営する竜王スキーパークにおいて、標高1770メートルの山頂エリアで雪遊びができる「SORA SNOW LAND」をオープンすると発表。ノンスキーヤー向けに世界最大級のロープウェイや、雪上を走行するバギーに乗車できる観光プランも実施するという。更に、18日には竜王スキーパークにおいて「辛ラーメン」との期間限定のコラボメニューを提供すると公表。これらを背景に、今後の収益面での好影響を見込んだ買いが入ったようだ。
■ジェネパ <3195> 307円 (+16円、+5.5%)
ジェネレーションパス <3195> [東証G]が急反発。同社は19日、中国のグループ会社が中国・青島市政府から高新技術企業(ハイテク企業)としての認定を受けたと発表し、手掛かり視されたようだ。認定された新綻紡グループは現地の大学機関などと連携し、機能性繊維の研究開発を進めている。今回、高性能繊維製品分野における認定を受けたことにより、今後は税制優遇などのメリットを享受できるようになるという。
■サイフューズ <4892> 463円 (+13円、+2.9%)
サイフューズ <4892> [東証G]が反発。同社は19日、SCREENホールディングス <7735> [東証P]とともに、再生・細胞医療分野において細胞製品の品質管理を刷新する新技術のイノベーションを実現したと発表。これを材料視した買いが株価を押し上げたようだ。スクリンの光学技術を搭載した細胞断層撮像システムを用いて、サイフューズの「ヒト3Dミニ肝臓」など立体的に培養した細胞や、3D細胞製品が安定した品質で提供できるようになるという。連携の成果を踏まえ、サイフューズはヒト臓器の機能を体外で再現する「機能性細胞デバイス」の製品ラインアップ拡大を図る。
■HULICR <3295> 132,800円 (+3,500円、+2.7%)
ヒューリックリート投資法人 <3295> [東証R]が4日ぶり反発。18日の取引終了後、25年2月期と同年8月期の1口あたり分配金予想をこれまでの見通しから500円増額してそれぞれ4000円に引き上げると発表し、好感されたようだ。東京ディズニーリゾート周辺に立地するホテルグランドニッコー東京ベイ舞浜の不動産信託受益権を270億円で取得する。これに伴い、みずほ銀行から210億円の長期借入を行う。一方、東京・秋葉原の商業施設「ダイニングスクエア秋葉原ビル」と、千葉県印西市の「千葉ネットワークセンター」の不動産信託受益権を売却。資産の入れ替えに伴う影響を収益予想に織り込み、分配金予想を見直した。
■日宣 <6543> 668円 (+16円、+2.5%)
日宣 <6543> [東証S]が上伸。18日取引終了後、広告代理業を手掛けるアスティ(東京都千代田区)の株式を取得し、子会社化すると発表した。株式譲渡実行日は12月25日の予定。アスティは大手ディベロッパーの指定代理店として、都心の高級マンションを中心とした広告プロモーションの豊富な実績を持つという。
■ライスカレー <195A> 677円 (+16円、+2.4%)
ライスカレー <195A> [東証G]が続伸。19日午後2時30分ごろ、子会社WinCが展開するオーラル美容ブランド「MiiS(ミーズ)」から8月1日に発売した口腔ケアタブレット「mm flora*(エムエムフローラ)」が、販売開始から約4ヵ月で累計販売数5万個を突破したと発表しており、好材料視された。「mm flora*」は、「至近距離OK!ミリ単位で近づくお守りサプリ」というキャッチコピーで販売を開始した口腔ケアタブレットで、「口内フローラ」に着目し、人と話す前や、日中に歯磨きができない時、口の乾燥や口臭が気になる場面で、1ミリでも人と近づくためのお守りになるようにとの想いを込めた商品。16種の乳酸菌をはじめ、口の「菌活」に着目して厳選した成分を配合している。
■パークシャ <3993> 3,900円 (+65円、+1.7%)
PKSHA Technology <3993> [東証P]が5日ぶり反発。同社は19日、採用支援事業を展開するタレントアンドアセスメント(東京都港区)と資本・業務提携したと発表しており、これが買い手掛かりとなったようだ。同社は提携を通じて、タレントアンドアセスメントが提供している対話型AI面接サービス「SHaiN」において、生成AIをはじめとする対話AI技術を活用し、更なる候補者体験の向上を目指すとしている。
■PAコンサル <4071> 1,897円 (+28円、+1.5%)
プラスアルファ・コンサルティング <4071> [東証P]が3日ぶり反発。19日朝方、タレントマネジメントシステム「Talent Palette(タレントパレット)」について、生成AI技術を活用した人事評価の目標設定とフィードバックのアドバイス機能を新たに搭載したと発表した。生成AIの活用により客観的な評価制度運用を実現するという。これが手掛かりとなった。
※19日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
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