新日本電工、今期経常を一転赤字に下方修正、未定だった配当は無配転落

　新日本電工 <5563> が8月8日大引け後(15:00)に決算を発表。19年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常損益は7.7億円の赤字(前年同期は27.6億円の黒字)に転落した。
　併せて、通期の同損益を従来予想の34億円の黒字→6億円の赤字(前期は19.4億円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結経常損益は1.7億円の黒字(前年同期は8.2億円の赤字)に浮上する計算になる。

　業績悪化に伴い、従来未定としていた期末一括配当を見送る(前期は5円)とし、無配転落する方針とした。

　直近3ヵ月の実績である4-6月期(2Q)の連結経常損益は2億円の赤字(前年同期は15.5億円の黒字)に転落し、売上営業利益率は前年同期の7.7％→0.0％に急悪化した。

株探ニュース