日本金属が後場カイ気配スタート、１８年３月期業績・配当予想を上方修正

　日本金属<5491.T>が後場カイ気配スタート。前引け後、１８年３月期の連結業績予想について、売上高を４６８億円から４７５億円（前期比７．９％増）へ、営業利益を１８億円から２６億円（同４６．４％増）へ、純利益を１４億円から１９億円（同４１．５％増）へ上方修正したことが好感されている。

　高付加価値・高収益製品の拡販や販売価格の是正を進めたことに加えて、生産性向上によるコストダウンなどで収益性の改善に努めたことが貢献。また、想定より原料価格の値上げ幅が小さなまま推移しマージン率の縮小が抑えられたことも寄与したという。

　また、業績予想の修正に伴い、従来２５円を予定していた期末一括配当を３０円に引き上げるとあわせて発表しており、これも好材料視されているようだ。前期実績の２５円に対しては５円の増配となる予定だ。

　なお、同時に発表した第１四半期（４～６月）決算は、売上高１１９億１８００万円（前年同期比８．４％増）、営業利益８億５０００万円（同２．５倍）、最終利益７億２０００万円（同２．６倍）だった。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）