併せて、通期の同利益を従来予想の180億円→190億円(前期は146億円)に5.6%上方修正し、増益率が22.7%増→29.5%増に拡大する見通しとなった。
会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比10.0%増の90億円に伸びる計算になる。
業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の70円→80円(前期は80円)に増額修正した。
直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比60.4%増の51億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の3.3%→6.4%に大幅改善した。
株探ニュース
会社側からの【修正の理由】
第3四半期連結会計期間以降(下期)については、海外鉄鋼事業において、ベトナムの建設需要の低迷と競合環境激化の継続によりベトナム拠点の業績が低調に推移する見通しであること、北米においては、建設需要は堅調ながら米国拠点の火災事故の影響により不調であることなどから、計画を下回る見通しです。一方、国内鉄鋼事業については、鋼材需要は横ばいの推移が予想される中、製造コスト、物流コストの上昇が見込まれるものの、鉄スクラップ価格が想定を下回る水準で推移する見通しであることから、売買価格差が拡大し、業績は計画を上回る見通しです。以上により、通期の業績予想について、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益を上方修正いたします。 なお、米国のビントン・スチール社は、現地時間8月1日に発生した火災事故により約1ヶ月間操業を停止しましたが、その影響として、復旧に伴う費用増などが見込まれることから、特別損失約10億円を織り込んでいます。
前述の理由により、2024年3月期の親会社株主に帰属する当期純利益が前回予想を上回る見込みとなりましたので、当社の配当方針に基づき、期末配当金を前回予想から10円増配の1株当たり65円とし、中間配当1株当たり15円と合わせて、1株当たりの年間配当金を80円に修正いたします。(注)上記の予想は本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後の様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。
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