日本研紙が反落、消費増税後の回復限定的で１４年１２月期は営業赤字幅拡大

　日本研紙<5398.T>が３日ぶり反落。１８日の取引終了後に発表した１４年１２月期連結決算で、売上高３２億３９００万円（前期比５．６％増）、営業損益２億３１００万円の赤字（前期１億６２００万円の赤字）、最終損益４億７９００万円の赤字（同１億５７００万円の赤字）と、従来予想から赤字幅が拡大したことが嫌気されている。主力の研磨布紙は消費増税後の受注減少からの回復が限定的であったことから、単独売上高が減少したことが響いた。また、中国子会社に関連して棚卸資産評価損や減損損失を計上したことも最終損益の悪化につながった。
　なお、１５年１２月期は今後の経営計画などを含めて数値の見直しを行っていることから未定としている。

日本研紙の株価は９時２５分現在１２５円（▼３円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）