日経平均は、休場明けの外部環境を材料に買い優勢で取引を開始。為替市場では、1ドルが142円台後半と前日大引け時点との比較ではやや円安ドル高に振れたことなどから輸出関連銘柄などが上昇。日経平均は上げ幅を広げ、33700円台まで上昇するなど強い動きを見せた。後場は新規の買い材料に乏しかったことから上値は重くなったものの、12月期決算企業等の権利取り最終売買日だったことも影響して、幅広い銘柄が買われた。
大引けの日経平均は前日比375.39円高(+1.13%)の33681.24円となった。東証プライム市場の売買高は13億8435万株、売買代金は3兆5187億円だった。セクターでは、全業種が上昇するなか、海運業、石油・石炭製品、鉄鋼、電気・ガス業、鉱業の上昇が目立った。東証プライム市場の値上がり銘柄は89%、対して値下がり銘柄は7%と全面高となっている。
日経平均採用銘柄では、住友ファーマ<4506>が引き続き米国における「iPS細胞由来ドパミン神経前駆細胞を用いたパーキンソン病治療」に関するニュースが材料視されて大幅続高となった。また、ソフトバンクG<9984>も大幅高となり、日経平均を50円ほど押し上げたほか、川崎汽船<9107>、商船三井<9104>、日本郵船<9101>など海運株も買われた。その他の銘柄では、ブイ・テクノロジー<7717>、ジャパンディスプレイ<6740>が大幅高となった。
一方、Jフロント<3086>、高島屋<8233>など百貨店株が引き続き売られたほか、SUMCO<3436>もさえなかった。このほかの銘柄では、ヨータイ<5357>が売られた。
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